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GitLabの決算まとめ

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みなさんこんにちは。今回はギットラブの決算を詳しく解説していきます。ギットラブは、コロナ相場の終わり頃にIPOした注目のクラウドソフトウェア企業(ハイパーグロース株)です。そんなギットラブの決算を詳しく知りたい方や、米国株に興味のある方の参考になれば幸いです。

本記事の内容

  1. ギットラブの決算サマリー
  2. 決算のポイント
  3. まとめ

 

 

1.ギットラブの決算サマリー

 

ギットラブ公式IRより

 

売上高:予想 $77.8Mに対して、結果 $87.4M(YoY +75%)

EPS:予想 -$0.27に対して、結果 -$0.18

ガイダンス Q2 売上高:予想 $89.7Mに対して、結果 $93.5~94.5M

ガイダンス Q2 EPS:予想 -$0.25に対して、結果 -$0.24~0.23

ガイダンス FY23 売上高:予想 $390Mに対して、結果 $398~402M

ガイダンス FY23 EPS:予想 -$0.97に対して、結果 -$0.93~0.89

売上高、EPS、ガイダンス全てクリアでした。特に売上高成長率が前年同期比で+75%はすごい成長ですね。ただ、今のマクロ環境だとEPSがマイナスの銘柄には厳しい評価が下されることがほとんどでしたが、ギットラブはなぜか決算後に株価が+14%と大きく上昇しました。なぜそこまで好印象な決算だったのか、これから詳しく見ていこうと思います。

 

 

ギットラブの現在のチャート

ヤフーファイナンスより

ギットラブのチャートは典型的なハイグロチャートになっています。長期金利の上昇とともにバリュエーションが低下し、直近では下値を探る展開でした。決算を受けてようやく反発し、ここから上昇に転じていけるか注目していきたいと思います。ギットラブは今からの長期投資が楽しみな銘柄であり、将来性も抜群なのでここからは詳しくカンファレンスコールの内容を見ていきます。

 

 

2.決算のポイント

 

  1. 売上高成長の推移
  2. 高いNRRと顧客の増加
  3. 明るい見通し

 

 

2-1:売上高成長の推移

 

ギットラブ公式IRより

 

  1. 2023年度の第1四半期には、8,740万ドルの収益で、ガイダンスを上回りました。これは、前年比75%の収益成長を表しています。
  2. 第1四半期の結果は、私たちのビジネスの根底にある魅力的なユニット経済性を示していると信じています。

カンファレンスコールより抜粋

 

らくだ
綺麗な右肩上がりで安定成長していることがわかりますね。

 

 

2-2:高いNRRと顧客の増加

 


ギットラブ公式IRより

 

  1. ドルベースの純保持率は引き続き堅調で、報告のしきい値レベルである130%を超えました。この指標の主な推進力は、既存の顧客のユーザー数の増加であり続けており、これは私たちが提供する投資に対する大きな見返りを示していると私たちは信じています。
  2. 四半期末時点で、前四半期の4,500人以上の顧客、および前年度の3,100人以上の顧客と比較して、少なくとも5,000ドルのARRを持つ5,100人以上の顧客がいました。これは、前年比で約64%の成長率に相当します。
  3. 現在、ARRが5,000ドルを超えるお客様は、ARR全体の約95%を占めています。
  4. 2023年度第1四半期末の時点で、ARRが10万ドル以上の顧客は545人で、前四半期は492人、2022年度第1四半期は324人でした。これは前年比で約68%の成長率。

カンファレンスコールより抜粋

 

らくだ
既存顧客によるアップセルが絶好調のようですね。顧客が順調に増えてくればまだまだ業績は伸びていきそうです。

 

 

2-3:明るい見通し

 


ギットラブ公式IRより

 

  1. 2023年度第2四半期:総収益は9,350万ドルから9,450万ドルになると予想しており、前年比61%から63%成長。非GAAPの営業損失は34.0百万ドルから33.0百万ドルになると予想しています。そして、1億4700万ドルと仮定すると、非GAAPの1株あたりの純損失は0.24ドルから​​0.23ドルになると予想しています。
  2. 2023年度通年:現在、総収益は3億9,800万ドルから4億200万ドルと予想されており、前年比58%から59%成長。非GAAPの営業損失は1億3,050万ドルから1億2,750万ドルになると予想しています。また、1億4800万の加重平均発行株式を想定すると、非GAAPの1株あたりの純損失は0.93ドルから0.89ドルになると予想されます。
  3. 私たちは現在浸透していない非常に大きな市場機会に取り組んでおり、その大部分を獲得するのに十分な立場にあると信じています。

カンファレンスコールより抜粋

 

以上、気になったポイントをまとめてみました。ギットラブの勢いハンパないですね。特に印象的だったのは既存顧客のアップセルが効いていること。Q2もこの勢いを保てるかが焦点になりそうですが、企業のDX化は永遠のテーマな気がするので、この手のビジネスは強そうですね。今後も決算動向を追っていきます。

 

 

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3.まとめ

 

ここからは23年Q1のギットラブの決算をまとめていきます。

  1. ギットラブの23年Q1の決算はオールクリア。
  2. 決算を受けて翌日の株価は+28%の上昇。
  3. 当四半期は、8,740万ドルの収益で前年比75%の伸び。順調に右肩上がりで成長している。
  4. ドルベースの純保持率は引き続き堅調で、しきい値レベルである130%超え。また、ARRが10万ドル以上の顧客は545人となり、前年比で約68%の成長率。
  5. 23年度第2四半期の総収益は9,350万ドルから9,450万ドルになると予想しており、前年比61%から63%成長を予想。通年での総収益は、3億9,800万ドルから4億200万ドルと予想しており、前年比58%から59%成長を見込んでいる。

こんな感じです。いかがだったでしょうか。

ギットラブは、この不安定なマクロ環境においても、急速に成長しているピッカピカ企業の素質を持っていることが十分わかる決算でしたね。この決算を受けてアナリストは軒並み評価を上げているので、今後の株価動向にも注目です。ギットラブは、これから時間をかけて投資をしていく対象としては面白い銘柄ではないかと思いました。将来性に期待です。

それでもしばらく株価は低迷しそうですが、見守っていきたいと思います。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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