- スノーフレークの最新決算はどうだった?
- スノーフレークの時代が来るってほんと?
ずっと気になってるみなさん。こんにちは!
テック株が大好きならくだです。今日は、クラウドデータプラットフォームの雄、Snowflake Inc.(ティッカー:SNOW)の最近発表された最新決算について、サクッとまとめます。発表日は2025年8月27日で、2026会計年度第2四半期の結果です。
AIデータクラウドの需要が爆発的に伸びてる今、Snowflakeの業績はテック業界のトレンドを映す鏡みたいな存在。さっそくポイントを深掘りしていきましょう!
本記事の内容
- 全体のハイライト
- AIが成長のエンジン
- ガイダンス
- まとめ

この記事を書いている私は米国株投資4年目。
スノーフレークの決算は毎回しっかり確認。実際に投資もしています。
1.全体ハイライト
収益爆増で期待以上!
SnowflakeのQ2総収益は11.44億ドル(前年同期比31.8%増)。アナリスト予想の10.9億ドルを大幅に上回りました。特に注目は製品収益で、10.9億ドル(32%増)と、主力のデータプラットフォーム事業が絶好調。プロフェッショナルサービスなどのその他収益は0.54億ドルと小さいですが、全体を押し上げました。
出典:SNOW公式IR
GAAPベースの純損失は2.979億ドル(1株当たり-0.89ドル)と、前年同期の3.178億ドル(-0.95ドル)から6.2%縮小。まだ赤字続きですが、改善の兆しが見えます。一方、非GAAP調整後利益は1.293億ドル(1株当たり0.35ドル)と黒字転換し、予想の0.27ドルを上回るサプライズ。これで株価はアフターマーケットで一時7%超上昇! YTD(年初来)で30%以上のリターンを出してるのも納得です。
キーとなるビジネスメトリクスも輝いてます。**ネット収益保持率(NRR)**は125%と安定。既存顧客の利用拡大が続き、顧客1人あたりの収益がしっかり増えてる証拠です。Remaining Performance Obligations(RPO:将来収益の契約残高)は69億ドル(33%増)と、未来のキャッシュフローが盤石。
1Mドル超顧客は654社(30%増)、Forbes Global 2000顧客は751社(5%増)と、大口エンタープライズの獲得が加速。新規顧客533社追加で、トータル11,000社超え。Azureとの連携が40%成長の原動力で、Microsoft/OpenAI/Anthropicとのパートナーシップが効いてます。
出典:SNOW公式IR
非GAAPベースの製品粗利益率は76%(GAAP72%)、営業利益率は11%と、前年比で改善。AI投資の効率化が進んでるみたいです。
CEOのSridhar Ramaswamy氏はカンファレンスコールで、「6,100アカウントが毎週AI機能を使ってる。50%の新規ロゴと25%のユースケースがAI関連」と強調。Cortex AIやSnowparkの採用が、データエンジニアリングからAIアプリ開発までをカバーし、TAM(総アドレス可能市場)を1700億ドルから3550億ドルに拡大させる基盤になってるそうです。
2.AIが成長エンジン
でも課題もちらほら
Snowflakeの強みは「AI Data Cloud」。データ共有・分析・AIをシームレスに統合するプラットフォームで、OpenAIやAnthropicとの提携が顧客のAIモデル構築を加速させてます。新規ロゴの50%がAI影響下で、250以上の新機能(GAAP可用)を上半期にリリース。
Crunchy Data買収でデータセキュリティも強化。結果、製品収益の32%成長はAI需要の証拠です。欧州のマクロ不確実性や採用コスト増はあるものの、全体のセンチメントはポジティブ。
ただ、課題も。GAAP純損失の縮小はいいけど、7年連続赤字で、利益化はまだ遠い。株価はプレミアム評価(EPS CAGR 41%予想)で、Seeking Alphaの分析家は「オーバーバリューでホールド」と指摘。競合のDatabricksが1000億ドル超評価な中、Snowflakeの株価は月次で8.36%下落中。投資イベント(Summit)のコストでQ2マージンが圧迫されたのも気になります。
SnowflakeのGAAP赤字の裏側:なぜ黒字化が遠いのか?
- 株式報酬費用(SBC):巨額負担SnowflakeのGAAP赤字の最大の要因は、株式ベースの報酬(Stock-Based Compensation, SBC)です。テック企業では優秀な人材確保のため、従業員や経営陣にストックオプションやRSU(制限付き株式ユニット)を付与するのが一般的。Snowflakeも例外ではなく、Q2ではSBC費用が約3.5億ドル(前年同期3.4億ドル)と巨額。これがGAAP損益計算書でコストとして計上され、純利益を大きく圧迫します。非GAAPではこの費用を調整(除外)するため、黒字に見えるわけです。例えば、Q2の営業費用は約10億ドルでしたが、その3分の1以上がSBC。
- 研究開発(R&D)への積極投資:SnowflakeはAIデータクラウドのリーダーとして、Cortex AIやSnowparkなど新機能の開発に多額を投じています。Q2のR&D費用は約4.2億ドル(前年比30%増)で、売上高の約37%を占めます。AI機能の拡充(250以上の新機能リリース)や、OpenAI/Anthropicとの統合強化、Crunchy Data買収に伴うデータセキュリティ強化など、イノベーションのための投資が赤字を拡大。GAAPではこれらのコストが即時費用計上されるため、利益を押し下げます。長期的に見れば、R&D投資はTAM(総アドレス可能市場)を1700億ドルから3550億ドルに拡大させる基盤。ただし、短期ではキャッシュバーンが続き、黒字化のタイムラインは2027年以降とのアナリスト予想も。
- 販売・マーケティングのコスト増:顧客基盤拡大(Q2新規顧客533社、1Mドル超顧客654社)を目指すSnowflakeは、販売・マーケティングにも大きく投資。Q2の販売・一般管理費用(SG&A)は約5.1億ドル(前年比25%増)。特に、年次の「Snowflake Summit」などの投資家向けイベントや、Azure/AWSとのパートナーシップ強化に伴うプロモーション費用が嵩みました。これもGAAPベースで利益を圧迫する要因。非GAAPでは一部調整されますが、成長のための先行投資は避けられない状況です。
出典:SNOW公式IR

赤字要因はグロース企業の宿命と言えるものだけど、黒字化は待ち遠しいよね。
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3.ガイダンス
成長鈍化も上方修正で安心
今後の見通しは明るめ。Q3製品収益は11.25億~11.30億ドル(25-26%増)、非GAAP営業利益率9%。通年FY2026製品収益は43.95億ドル(27%増)に上方修正(前回43.25億ドル)。
非GAAP製品粗利益率75%、営業利益率9%、調整後フリーキャッシュフロー率25%目標。消費ベースのビジネスモデルで、顧客のAIシフトが耐久的な収益を生むと見込んでます。Q3以降のマージン圧力(投資増)はあるけど、ビート・アンド・レイズ戦略でサプライズ続きかも。
出典:SNOW公式IR
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4.まとめ
AIリーダーとして買うべき?私の見解
SnowflakeのQ2は、AIブームの真っ只中で輝く結果。
32%成長とRPO33%増は、データ/AIのエコシステムを支配するポテンシャルを示してます。株価は一時高騰しましたが、赤字継続と高評価でボラティリティ高め。長期投資家なら買い時かもですが、短期は様子見。
テック株ファンとしては、次回のQ3(11月頃)でAIの具体的な収益寄与が楽しみ! 皆さんの意見は? コメント待ってます。
(参考:Snowflake IR、TipRanks、Investing.com、Seeking Alphaなど。投資は自己責任で!)
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