みなさんこんにちは。今回はみんな大好きショッピファイの2022年Q3決算をまとめていきます。Q2決算の内容はかなり厳しかったショッピファイですが、Q3ではどうだったのか。中身を詳しく確認していきます。ショッピファイの決算をサクッと確認したい方や、投資を考えている方の参考になれば幸いです。
本記事の内容
- ショッピファイの決算サマリー
- 決算のポイント
- まとめ
1.ショッピファイの決算サマリー
売上高:予想 $1.34Bに対して、結果 $1.37B(YoY +22%)
EPS:予想 -$0.07に対して、結果 -$0.02
ガイダンス:数字の発表はなし。GMVは米国小売市場の成長率を上回ると予想。
売上高、EPS共にクリアとなりました。これを受けて株価はプレでは7%ほど上昇し、最終的には14%プラスで引ける爆上げ相場となりました。ショッピファイのようなハイグロ銘柄はすでにメッタメタにやられてるので、もうそろそろ転換点かもしれませんね。
ショッピファイの現在のチャート
ヤフーファイナンスより
しばらく安値を探る展開が続いていましたが、昨日の決算で大きく上がりましたね。依然としてマクロ環境は不透明なままですが、ここから再び成長軌道を描けるようになるのか、気になるところです。
ここからはカンファレンスコールを読んで感じたポイントをまとめていきたいと思います。
2.決算のポイント
決算資料とカンファレンスコールの内容から印象的だったポイントを3つ挙げてみました。
- 5年のCAGR
- マーチャントソリューション売上高とGMV
- 好調なペイメント事業
2-1:5年のCAGR
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- 第3四半期の総収入は、主にマーチャント・ソリューションの収入の伸びにより、前年同期比22%増の約14億ドルに達した。
- 3年間で52%、5年間で32%の複合年間成長率となっている。
2-2:マーチャントソリューション売上高とGMV
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- 第3四半期のGMVは462億ドルで、前年同期比11%、恒常為替レートベースでは15%成長し、米国の小売全体の成長率約9%を上回った。
- 第2四半期に見られた厳しいマクロ環境は第3四半期も継続し、高いインフレ率により消費者は引き続きディスカウントストアを好み、裁量支出は減少した。
- マーチャントソリューションの売上高は、GMVの伸びとこのインフレ環境下で加盟店が当社のソリューションを活用してより多くの事業を展開したことにより、前年同期比26%増の9億8990万ドルとなった。
- Deliverを除くと、マーチャントソリューションの売上は前年比21%増。
- 外国通貨に対する大幅なドル高による逆風が大きく、マーチャントソリューションの収益の伸びには前年比で約3ポイントの影響があった。
2-3:好調なペイメント事業
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- 第3四半期にShopify Paymentsで処理されたGMVは約250億ドルで、前年同期比22%増、恒常為替レートベースでは26%増となった。GMV(支払総額)に占めるペイメントの普及率は、2021年第3四半期の49%に対し54%、前四半期比では113ベーシスポイント上昇。
- 過去6四半期において、Shopify Plus GMVの割合が増加しているShopify Paymentsの加盟店による好調なパフォーマンス、北米および海外における新規加盟店の採用、創業以来約660億ドルのGMVを促進したShopPayの普及率向上、実店舗でのPOS Proハードウェアの利用拡大(現在14カ国で統合決済が使用されている)などによりGPVが恩恵を受けた。
もはや定番となった複合年間成長率ですが、なんとか30%は維持してほしいですね。ショッピファイの後に決算発表したアマゾンのガイダンスを見ると、クリスマス商戦は厳しいものになるかもしれませんが、ショッピファイの足元のビジネスは至って順調だと感じました。
巷ではEコマオワコン説も囁かれていますが、EコマNo.2のショッピファイの今後に引き続き注目しています。
3.まとめ
ここからは22年Q3のショッピファイの決算をまとめていきます。
- ショッピファイの22年Q3の決算は売上高とEPS共にクリア。ガイダンスは数字の公表はなく、米国の小売市場よりは成長するよと若干強気。
- 決算を受けて株価は+14%と大暴騰。
- マーチャントソリューションの売上の伸びが業績を牽引、ペイメント事業は相変わらず好調を維持している。
こんな感じです。いかがだったでしょうか。
今回のショッピファイの決算は思ったよりも悪くなかった。そんな市場の反応でしたね。世界的に見ればコロナは完全に収束しているので、ここからは正常軌道で着実に成長していってほしいものです。
オンライン市場はオワコンではなくここからだと思ってます。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。ツイッターも楽しくやってますのでフォローお願いします。
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