- サービスナウの最新決算はどうだった?
- サービスナウの株はまだ上がる?
気になって眠れないみなさん、こんにちは!
今回は、クラウドベースのワークフローソリューションで世界をリードするServiceNow(NYSE: NOW)の2025年第2四半期(4~6月期)決算について深掘りします。
ServiceNowは、ITサービス管理(ITSM)からAI駆動のエンタープライズソリューションまで、企業のデジタル変革(DX)を加速させるプラットフォームとして注目を集めています。2025年Q2の決算は、AIとクラウド需要の急増を背景に、どのような成果を上げたのか?
さっそく、ポイントをチェックしていきましょう!
本記事の内容
- サービスナウの事業概要
- 決算ハイライト
- 成長の原動力
- 戦略的パートナーシップと買収
- グローバル展開と業界特化
- 課題とリスク
- 今後の見通し

この記事を書いている私は米国株投資4年目。
サービスナウの決算は毎回しっかり確認。実際に投資もしています。
1.Service Nowの事業内容
AIプラットフォームの騎手
ServiceNowは、クラウドベースのプラットフォーム「Now Platform」を提供し、企業の業務プロセスを自動化・最適化するリーディングカンパニーです。
ITSMを基盤に、HR、カスタマーサービス、セキュリティオペレーションなど幅広い領域でソリューションを展開。特に、生成AIを統合した「Now Assist」やデータ駆動型のアプローチで、企業のDXを強力に支援しています。
2025年は、AIブームとクラウド需要の拡大が追い風となり、ServiceNowの成長がさらに加速した時期と言えるでしょう。
2.決算ハイライト
数字で見る成長
ServiceNowの2025年Q2決算は、市場予想を上回る好業績でした。以下は、主要な財務指標のポイントです。
- 売上高: サブスクリプション収益は31億1300万ドルで、前年比22.5%増(固定通貨ベースで21.5%増)。総売上高は32億1500万ドルで、同様に22.5%増。安定したサブスクリプションモデルが成長の柱です。
- 利益: GAAPベースの純利益は3億8500万ドル(希薄化後1株当たり利益1.84ドル)。非GAAPベースでは純利益8億5400万ドル(同4.09ドル)で、アナリスト予想(4.09ドル)を0.52ドル上回りました。
- cRPOとRPO: 現在の残余履行義務(cRPO、向こう12カ月の契約収益)は109億2000万ドルで、前年比24.5%増(固定通貨ベース21.5%増)。残余履行義務(RPO、長期契約収益)は239億ドルで、前年比29%増(同25.5%増)。これらは、将来の収益基盤の強さを示します。
- 顧客基盤の拡大: 年間契約額(ACV)が2000万ドルを超える顧客数は30%超増加。500万ドル以上のACVを持つ顧客は528社で、前年比19.5%増。大型契約(100万ドル以上の新規ACV)が89件と、堅調な顧客獲得が続いています。
- フリーキャッシュフロー: 5億3500万ドルで、前年比16.5%増。キャッシュフローの安定性も際立ちます。
CEOのビル・マクダーモット氏は、「ServiceNowのAIプラットフォームは、すべての業界のビジネスプロセスをAIで再構築する使命を担っている」と強調。CFOのジーナ・マスタントゥオノ氏は、「全指標でガイダンスの上限を大きく超えた」と自信を見せました
出典:NOW公式IR
出典:NOW公式IR
3.成長の原動力
AIとイノベーション
ServiceNowの好業績の背景には、AIとクラウドを活用したイノベーションがあります。2025年5月の「Knowledge」イベントでは、参加者が前年比2倍以上に増加し、800以上のセッションでAIやデータ、CRMの新機能が披露されました。特に注目すべきは以下のイノベーションです。
- AI Control TowerとAI Agent Fabric:AIエージェントのガバナンスとオーケストレーションを強化する新ソリューション。セキュリティやリスク管理のAIエージェントも導入され、企業のプロアクティブな課題解決を支援。
- Workflow Data Network:パートナーエコシステムを通じてデータを統合し、リアルタイムのインテリジェンスを強化。AI駆動の意思決定を加速します。
- CRMの再定義:AIを活用した新しいCRMエージェントとCPQ(構成・価格・見積)機能で、セールスやカスタマーサービスを一元化。生産性向上と顧客ロイヤルティ強化を実現。
- Core Business Suite:HR、調達、財務、法務、施設運営を統合するAIソリューション。効率化と迅速な価値提供を可能に。
- Autonomous IT:エージェントAIを活用し、ゼロダウンタイムやゼロ障害を目指すビジョン。企業の運用レジリエンスを強化します。
- ServiceNow University:AI時代のデジタルスキルを育成する教育プラットフォーム。数百のコースで従業員や顧客のスキルアップを支援。
これらのイノベーションは、ServiceNowが「エンタープライズ向けフルスタックAIオペレーティングシステム」としての差別化を進めていることを示しています。
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4.戦略的パートナーシップと買収
ServiceNowは、AIと市場拡大を加速するため、戦略的な動きを続けています。
- AWSとの連携: 双方向データ統合とワークフロー自動化で、データサイロを解消し、AI駆動のインサイトを提供。
- NVIDIAとの協業: Apriel Nemotron 15Bモデルを活用した低遅延・低コストのAIエージェントを開発。
- UKGとの統合: HRや給与計算、ワークフォース管理を効率化するAIソリューションを展開。
- Ciscoとのパートナーシップ: AI Control TowerにCiscoのAI Defenseを統合し、セキュリティとスケーラビリティを強化。
- data.worldの買収: 2025年7月に完了したこの買収により、データカタログとガバナンス機能を強化し、AIエージェントのデータ理解力を向上。
気になる同業(SNOW、CRM、SNOW)とNOWの株価は↓
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5.グローバル展開と業界特化
ServiceNowは、グローバル市場での存在感を強化しています。
米国では、CapZone Impact Investmentsと組み、製造業の近代化を推進。特に、アラバマ州での造船業向けデジタルソリューションが注目されます。また、フェラーリとのパートナーシップでは、ハイパーカー部門のリアルタイム運用や、2万5000人以上の従業員・ディーラー・サプライヤーをつなぐデジタルポータルを構築。
シンガポールでは、規制対応のクラウドプラットフォーム「SPP-SG」を立ち上げ、AIイノベーションとデータセキュリティを強化。南洋理工学院(NYP)との連携で、AIスキル育成も推進しています。
課題とリスク
好調な決算の一方、競争環境は厳しく、Microsoft Azure、AWS、Salesforceとの競争が続きます。
特に、SalesforceのEinstein AIやMicrosoftのCopilotは、AIソリューションの差別化を難しくする可能性があります。また、マクロ経済の不確実性や、2025年Q3に一部契約の終了による短期的な影響も指摘されています。
今後の見通し
ServiceNowは、2025年第3四半期のサブスクリプション収益を32億6000万~32億6500万ドル(前年比20~20.5%増)、通期では127億7500万~127億9500万ドル(同20%増)と予想。cRPOの成長率は18.5%を見込んでいます。Now AssistのACVは2026年までに10億ドルに達する見込みで、CRM分野の勢いも継続。
株価は2025年Q2決算発表後に急騰しましたが、年始からの下落(約6%)を考慮すると、投資家は今後の成長性に注目しています。
まとめ
ServiceNowの2025年Q2決算は、AIとクラウドの需要を背景に、売上、利益、顧客基盤の拡大で市場予想を上回る結果となりました。AI Control TowerやCRMの強化、戦略的パートナーシップを通じて、ServiceNowはDXのリーダーとしての地位を固めています。
日本の企業でも、NTTやトヨタのようなDX推進企業との連携が期待される中、今後の成長が楽しみです!引き続き、ServiceNowの動向に注目しましょう!
参照
ServiceNow公式発表
TradingView
Investopedia
The Globe and Mail
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