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Nu Holdings 2022年Q4決算まとめ

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みなさんこんにちは。今回はみんな大好きNu Holdingsの2022年Q4決算をまとめていきます。ここまで超ハイペースに成長してきたNuの決算は楽しみにしている人も多いかと思います。今回もほぼ予想通りの良い決算だったので中身を詳しく確認していきます。

Nuの決算をサクッと確認したい方や、これから投資を考えている方の参考になれば幸いです。

 

本記事の内容

  1. Nuの決算サマリー
  2. 決算のポイント
  3. まとめ

 

 

1.Nuの決算サマリー

 

売上高:予想 $1.47Bに対して、結果 $1.45B(YoY +112%)

EPS:予想 $0.01に対して、結果 $0.02

 

Nuの1年チャート


ヤフーファイナンスより

 

去年の暴落と潜伏期間を経て、今回の決算でようやく抜け出してきた感がありますね。Nuの成長ストーリーは始まったばかりなので、まだまだこれからではないでしょうか。

ここからは、決算資料とカンファレンスコールから感じた注目ポイントについてまとめていきたいと思います。

 

 

2.決算のポイント

 

決算資料とカンファレンスコールの内容からポイントをまとめて紹介。

  1. 決算ハイライト
  2. ビジネスハイライト
  3. 見通し

 

 

2-1:決算ハイライト

 


公式IRより

 

今期は400万人を超える顧客を獲得し、3つの地域で7,500万人近い顧客を抱え前年同期比38%の伸びを記録した。現在、顧客数ではブラジルで第5位、ラテンアメリカで第6位の金融機関となっている。

第4四半期の営業収益は約15億米ドルで、前年同期比112%の伸びとなった。この3桁の増収は、ブラジルのアクティブな顧客基盤の大幅な拡大、製品のクロスセル、顧客エンゲージメントの迅速化などの複合的な効果によるもの。

Nuは2022年第4四半期に売上総利益を前年同期比137%増の5億7830万ドルに拡大した。2021年第4四半期の36%から今期40%に達した売上総利益率の大幅な拡大は、当社の事業の運用レバレッジ能力とチームの強力な実行力を象徴している。

2022年には、厳しい環境の中で適切な信用商品を提供する価格設定と、想定を大幅に上回る金利上昇に対応した資金調達の両面において成功を収めた。その結果、Nuは2021年第4四半期の320万ドルから1億1380万ドルの調整後純利益を達成した。

ブラジル事業は引き続き成熟しており、収益の93%が今年までに生み出され、ブラジル事業の調整後利益は2021年第4四半期の380万ドルの損失から、2022年第4四半期には1億5,770万ドルに達している。

 

 

以下カンファレンスコールよりポイント抜粋

  1. 2022年の売上総利益17億ドルは、2021年の2倍以上、2020年の5倍近くとなる。オペレーティング・レバレッジは、当社の戦略の重要な要素であり、すでにラテンアメリカの既存銀行の効率性のレベルに匹敵する。

 

 

 

2-2:ビジネスハイライト

 

公式IRより

第4四半期には420万人の顧客を獲得し、通期では前年同期比38%増の7,460万人となった。ブラジルでは、毎月100万から150万の顧客を着実に増やしている。その大半は紹介によるもので、獲得コストを下げアクティベーションを加速している。

メキシコでは、当四半期末に320万人の顧客を獲得。2022年の最新データでは、同国での新規カード発行枚数におけるNuの市場シェアは29%に近づいており、クレジットカードの購入額におけるシェアはすでに5%を達成している。

相対的な成長率で最も高いのはコロンビアで、顧客数は約60万人に達した。コロンビアでは2022年の最新情報では、Nuカードの数は38%を占め、クレジットカードの購入量では2%の市場シェアを獲得している。

 

 

公式IRより

 

2022年末時点で、アクティブ顧客の58%がNuをPBA(プライマリー・バンキング・アカウント)として選択している。

PBAの顧客は、非PBAの顧客よりもはるかに高いARPACを生み出す。Nuをメインバンクとして利用する顧客が増えれば増えるほど、利用する商品も増え、毎月のARPACも高くなる。

第4四半期は、新規顧客のクロスセル、アップセルの増加と、旧顧客の平均ARPACが23ドルに達したことで、ARPACは増加し続け、月8.2ドルを達成した。ARPACは前期比37%増となり、引き続き拡大している。アクティブな顧客数の増加とARPACの増加が、収益の持続的な成長を促進。

収益は前年比112%増の15億ドルで、これも過去最高となった。2022年の収益は2021年の3倍近く、2020年の7倍近くとなった。

 

 

公式IRより

 

第4四半期のサービスコストは、1ドルあたり0.90ドルとなった。前年同期との比較では、Nuのサービス費用は増加していない。同期間において、NuのARPACは37%増加し、Nuのビジネスモデルの強力な営業レバレッジを明確に示している。

今後については過去数四半期に述べたように、規模の拡大に伴う営業レバレッジとサプライヤーとの交渉力により、Nuのサービスコストはドルレベルかそれ以下で推移すると予想している。

 

 

以下カンファレンスコールよりポイント抜粋

  1. 過去4年間で、ブラジルの顧客数は成人人口の44%に達した。顧客の70~80%はオーガニック・チャネル(主に会員間取引)を通じてNuに流入しており、フィンテック企業や既存銀行の中で最も低い顧客獲得コストで、力強い成長を実現している。
  2. 今後数年間は、ブラジルにおける当社の顧客数が過去数年間に経験したものより少なくなるだろう。

 

 

2-3:見通し

 


公式IRより

 

ブラジルにおけるNuの成長は、顧客獲得から顧客マネタイズへと徐々に軸足を移すことになる。一方、メキシコやコロンビアでは、まだ普及率が低いものの、顧客獲得のライフサイクルの初期段階にあり、業績も極めて良好な状況である。

メキシコとコロンビアは、実質的にすべての顧客数増加およびエンゲージメントの指標においてブラジルと同等である。メキシコとコロンビアは、顧客数、顧客エンゲージメントのすべての指標でブラジルを上回っており、成長スピードもNPSレベルもブラジルのそれ以上である。

この2つの国では、Nuはすでにクレジットカードの発行枚数でトップになっており、今後数年間Nuに非常に強力な成長エンジンを提供することが期待される。

 

以上、気になったポイントまとめてみました。

ブラジルでは儲けるフェーズへ、コロンビアとメキシコでは引き続き顧客基盤を拡大していくという明確なプランを示す決算発表だったと思います。相変わらずコスト意識が高く、しっかりと利益に反映されているところも好印象でした。

 

 

 

 

 

 

3.まとめ

 

ここからは2022年Q4のNuの決算をまとめていきます。

  1. Nuの22年Q4決算は、売上高はミスもEPSはクリア、ガイダンスは非開示であった。
  2. 現在、顧客数ではブラジルで第5位、ラテンアメリカで第6位の金融機関となっており、ブラジルの成人人口の44%が顧客となっている。
  3. ブラジルのアクティブな顧客基盤の大幅な拡大、製品のクロスセル、顧客エンゲージメントの迅速化などの複合的な効果によって売上と利益が順調に伸びている。
  4. サービスコストは0.9ドルと相変わらず低く、新規顧客の70~80%は口コミで流入するなど顧客獲得コストも低い。
  5. メキシコとコロンビアでは、ブラジル同等かそれ以上のスピードで成長しており、クレジットカード発行枚数ではこの2カ国ではすでにトップになっている。
  6. 今後ブラジルでは利益を拡大するフェーズになり、メキシコとコロンビアはブラジル同様のアプローチで成長を加速させ、事業を拡大していく。

 

こんな感じです。いかがだったでしょうか。

コストは抑えつつも、顧客基盤を拡大しながらアクティブ顧客を増やす。この繰り返しで売上と利益が大きくなっているのがよくわかる決算発表でした。さらに今後はメキシコとコロンビアへと事業を横展開していく戦略も明確に示されていました。今のところかなりうまくいってるようなので、引き続きNuの成長に注目していきます。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。ツイッターも楽しくやってますのでフォローお願いします。

 

 

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