- クラウドストライクの最新決算はどうだった?
- クラウドストライクの株暴落したけど大丈夫そ?
色々と気になって仕方がないみなさん、こんにちは!
CrowdStrike Holdings, Inc. (CRWD) の会計年度 (FY) は2月1日~翌年1月31日で、現在の日付(2025年8月28日)時点で最新の決算はFY2026年第2四半期(Q2 FY2026、2025年5月1日~7月31日)です。この決算は2025年8月27日に発表されました。
今回は上記決算について、主なポイントをまとめていきます。
データは非GAAPベース(調整後)を中心に記載し、GAAPベースの注記を適宜追加します。全体として、ARR(年間経常収益)の成長とプラットフォーム採用の加速が目立ち、AI駆動のサイバーセキュリティ需要が強固な基盤となっていますが、過去のインシデント(2024年7月のソフトウェア更新障害)の影響が一部残っています。
早速見ていきましょう!
本記事の内容
- 収益と成長率
- 利益とマージン
- 顧客と製品採用ハイライト
- ガイダンスと将来展望
- 課題とリスク

この記事を書いている私は米国株投資4年目。
クラウドストライクの決算は毎回しっかり確認。次の投資タイミングを模索中。
1.収益と成長
サブスク収益は盤石!
- 総収益:11億7,000万ドル(前年同期比 +21%)。これはガイダンスの上限を超え、記録的な水準です。サブスクリプション収益が主軸で、9億1,800万ドル(+33%)を占めました。
- ARR(Annual Recurring Revenue):46億6,000万ドル(前年同期比 +20%)。ネット新規ARRは2億2,100万ドルで、記録的な増加。クラウドセキュリティ、ID保護、次世代SIEMのARR合計は15億6,000万ドル超(+40%超)で、成長の原動力となっています。
- ネットリテンション率:115%。顧客の既存契約拡大が安定していますが、インシデント影響で一時的に低下傾向。
【ハイライト】
出典:CRWD公式IR
2.利益とマージン
サブスク粗利率80%は安定感抜群!
- 非GAAP営業利益:2億5,500万ドル(営業利益率22%)。前年同期比で大幅改善し、記録更新。
- 非GAAP純利益:調整後EPS(1株当たり利益)は0.93ドル(アナリスト予想0.83ドルを上回る)。GAAPベースでは純損失7,770万ドル(主にストックベース報酬費用による)。
- サブスクリプション粗利益率:80%(安定)。プラットフォームのスケーラビリティが効率性を支えています。
- フリーキャッシュフロー:2億8,400万ドル(収益の24%)。運営キャッシュフローは3億3,300万ドルで、キャッシュポジションは強固(現金および現金同等物は約42億6,000万ドル)。
出典:CRWD公式IR

ソフトウェアトラブルから売上成長は鈍化傾向にあるけど、相変わらず収益力は高い。クラウドストライクのビジネスは盤石と言えそうだよ。
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3.顧客と製品採用のハイライト
サイバーセキュリティーの需要は強い!
- Falcon Flexサブスクリプションモデルの勢い:1,000社超のFlex顧客を達成(四半期中に220社新規追加)。Flex顧客の平均ARRは100万ドル超で、モジュール採用率が9つ以上と高く、ARRアップリフト(追加収益)が平均50%近く。総取引額は32億ドル超(前年比6倍超)で、プラットフォーム統合を加速。
- モジュール採用率:顧客の60%がARR 10万ドル超で8モジュール以上を採用。エンドポイント、クラウド、ID、SIEMの統合が強みで、Fortune 100企業の多くがFalconプラットフォームを選択。
- パートナーエコシステム:新規サブスクリプションの70%近くがパートナー経由。HPEやNVIDIAとの提携がAIセキュリティを強化。
- 市場リーダーシップ:Gartner Magic Quadrantでエンドポイント保護プラットフォームのLeader(実行能力最高、ビジョン完遂度最右)。次世代SIEMのARRは4億3,000万ドル超(+95%)。
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4.ガイダンスと将来展望
収益力はさらに増すのか。マージン目標は強気!
- Q3 FY2026(2025年8月1日~10月31日):総収益12億800万~12億1,800万ドル、非GAAP営業利益2億5,600万~2億6,200万ドル、EPS 0.93~0.95ドル。
- FY2026全体:総収益47億5,000万~48億1,000万ドル(+23%前後)。ARR成長率22%超を目指し、FY2027のフリーキャッシュフロー率30%超を目標。$10億ARR達成をFY2031年に設定。
- 戦略的焦点:AIセキュリティの強化(Charlotte AIの自動化機能)と買収(Onum社によるSIEM強化)。インシデント後の顧客コミットメントパッケージ(CCP)がFlex採用を後押ししましたが、売上サイクル延長(企業アカウントで+15%)の影響を考慮した慎重な見通し。

収益力は確実に上がってるよね。売上が再加速するタイミングが待ち遠しいよ。
【ガイダンスターゲット】
5.課題とリスク
再び売上成長を加速させることができるのか。
- 2024年7月のグローバル障害の余波:売上遅延や法的費用が発生(Q2で約6,100万ドルのキャッシュ影響)。ただし、顧客離脱は最小限で、グロスリテンション率97%を維持。
- 競争環境:Palo Alto NetworksやMicrosoftとの競争激化。R&D投資(収益の26%)が増加し、マージン圧力の可能性。
- 株価反応:発表後、株価はアフターマーケットで+1.05%上昇(422ドル前後)しましたが、全体としてYTD +43%とS&P500を上回るパフォーマンス。
この決算は、CrowdStrikeのAIネイティブプラットフォーム(Falcon)の強みを再確認し、サイバー脅威増加(e-crimeやランサムウェア)による需要拡大を背景に、成長軌道が継続することを示しています。
詳細は公式IRサイト(ir.crowdstrike.com)で確認可能です。投資判断は個人の責任で、最新の市場動向を考慮してください。
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クラウドストライクは新しい局面に突入してると思うんだ。ここからさらに成長することができれば株価はまだまだ上に向かうと感じる決算だったよ。
確かに。決算自体は素晴らしいからね。

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