みなさんこんにちは。今回は2023年の投資戦略について考えていきます。最近の市場の話をすると、先日年内最後のFOMCを受けて株価は下落し、期待していた年末ラリーが幻となりそうですね。利上げのピークが見えてきたところで、こっから行くべと気合いの入った方も大勢いたとは思いますが、なかなか予想するに難しい相場環境となっています。
相変わらず2023年も死ぬ気で相場に取り組む必要がありそうなので、ここらで私の考えを皆さんと共有しつつ、参考になるところだけしていただけたら幸いです。
本記事の内容
- 2023年の投資戦略
- 注目の銘柄
- まとめ
1.2023年の投資戦略
2023年も基本的にやり方は変えないつもりです。将来性のある有望株に淡々と投資し続けます。ただし、マクロ環境は依然として不透明のまま。ツイッターで情報収集している方はご存知かと思いますが、2023年の前半は企業業績の落ち込みリスク、インフレ再燃リスク、リセッション濃厚暴落説リスクの観点から不安定になることが予想されています。そのためタイミングは調整すべきだと考えます。
特にFRBは先日のFOMCでソフトランディングを想定しているため、それが崩れた時が暴落トリガーとなる可能性があります。
そのような状況を踏まえ、ポイントとしては以下の3つを投資基準として考えています。
- 決算を確認する
- 暴落はチャンス
- FEDには逆らうな
1-1:決算を確認する
2022年を通してこれはずっとやってきたことなので、2023年も継続していきます。すでにQ3の決算の数字で減速濃厚となったグロース株も多くありますが、Q4も厳しくなるとの見方は変わりません。ただし多くのグロース株はすでにかなり割安な株価水準になってきているので、決算後の暴落は一部の銘柄に限定されるのではないかと考えています。
金融緩和全盛期ブル相場全開の時は売上高成長率戦争と化していましたが、今後は成長率と同時にキャッシュフローがしっかり出ている銘柄の方が、より安全で不況下の下落圧力にも強いのではないかと考えています。
グロース株の中でも優秀な銘柄をいくつか紹介しておきます。
- TSLA:テスラ
- SNOW:スノーフレイク
- DDOG:データドッグ
- CRWD:クラウドストライク
- ZI:ズームインフォ
この5銘柄の営業キャッシュフローはプラスです。営業キャッシュフローがプラスということは、超簡単に言ってしまえば本業でしっかり現金を得ることができている、すなわちちゃんと儲かってまっせーということ。
ここからは各銘柄のキャッシュフロー推移をサクッと紹介していきますね。
TSLAの売上高と営業CF推移
SNOWの売上高と営業CF推移
DDOGの売上高と営業CF推移
CRWDの売上高と営業CF推移
ZIの売上高と営業CF推移
これらのデータはYahooファイナンスから引用してグラフを作成しました。最新年度はQ3までの累計となっています。
ちなみに営業キャッシュフローは大体15%以上あれば健全であると言われています。上記の5社は直近で20%以上あり、ピッカピカ企業であることに違いありません。特に売上高も伸び続けているテスラ、スノーフレーク、データドッグはかなり優秀な位置にいると考えています。
1-2:暴落はチャンス
特に最近は暴落おじさん(勝手に命名)が増えていますね。私がいつも参考にさせていただいている超グロース株の鬼Puruさんも毎日のようにS&P500が3000まで下がると連呼しています。ほんと毎日です。他にもいろんな暴落おじさんが毎日のように暴落を煽るツイートをしていますが、実際に暴落するかどうかなんて誰にもわからないので、そうなった時にどういう行動をするべきかだけは考えておいた方がいいと思っています。
基本的に暴落時やセリクラのようなパニック売り時は、先ほど紹介したような銘柄を買うチャンスだと私は考えています。なので決算を見て定期的に買いつつも、地合いで下げている時に変則的に積み上げていくのが良いと思っています。
1-3:FEDには逆らうな
私自身FEDに逆らってるつもりはないですが、2022年は淡々と仕込んだ結果全てマイナスとなりました。この言葉の真意を身をもって感じたほろ苦い1年となりました。
懲りない私は2023年も淡々と仕込むつもりですが、今年酷い目にあって後遺症の酷い方はFEDの方向転換を待ってからでも遅くないと思っています。たぶん来年はどこかで転換点があると思うので、それまでお金貯めておき、NISA枠でぶち込むも良し。そんなことを妄想しております。
2.注目の銘柄
先ほどの決算確認で紹介した銘柄と被るところもありますが、個人的に注目している銘柄を紹介していきます。
- SNOW:スノーフレイク
- NU:ヌーホールディングス
- TSLA:テスラ
- DDOG:データドッグ
2-1:SNOW
- 現在のPSRは20倍
- 2024年製品売上47%成長、フリーCFマージン23%を見込む
- 営業CF&フリーCFプラス
- NRRは165%と高水準
PSRは依然として高水準なのでリスクはありますが、それだけ価値のある数字を残しているのも事実。長期的な目線で考えれば淡々と仕込み大きくリターンを狙う戦略がいいのでは。
2-2:NU
- 成長モンスター企業
- 営業CFはマイナス
- ブラジルでは地位を築きつつあり、メキシコ、コロンビアでも成長著しい
- 顧客獲得コストが同業者に比べめちゃくちゃ低い
このご時世で売上高成長率100%超えのイケイケ企業。残念ながらキャッシュフローはマイナス。マクロ次第では落ち込むリスクもあるが、ストーリー一本で長期夢枠投資として面白そう。
2-3:TSLA
- ビッグテックの中では成長率が高い(23年も39%成長予想)
- 営業CF&フリーCFプラス
- 先導株にはなりにくい
- テスラのストーリーは変わらない
テスラは最近の株価低調からオワコン説が囁かれていますが、全く心配してませーん。むしろチャンスではないかと思うほど。2020年に流行った銘柄が次の先導株になるとは考えにくいですが、ビックテック並みの時価総額を持ちながら高成長を維持している素晴らしい企業ですし、ストーリーも崩れているとは思えません。
2-4:DDOG
- 流行りすぎたことと成長鈍化イメージが先行
- 営業CF&フリーCFプラス
- 成長重視のテック企業の中でも財務は健全
- TAMでかい
データドッグはとにかく全盛期に流行りすぎたこと、成長鈍化イメージが先行して株価は低迷しました(最近のアナリスト評価で少し回復)営業CFマージンは20%を超えていますし、ビジネスは順調そのもの。今後のビジネスチャンスも大きい企業だと思います。
3.まとめ
ここまでの2023年投資戦略をまとめていきます。
- 2023年の投資戦略は引き続き将来有望株を淡々と仕込む人生に徹するが、市場は相変わらず不安定であり、タイミングには注意を払うべき。
- 決算の確認事項は営業CFとマージン。ビジネス自体が順調であればマクロの回復を待つだけ。意味のわからん暴落はチャンス。FEDの方向転換時には金をぶち込む準備を。
- 注目銘柄はキャッシュフローがしっかりしていて成長率の高いSNOW、TSLA。成長モンスターでストーリー一本勝負のNU。優等生テックのDDOGなど。
- 2023年はどこかで相場の転換点がありそうなので注目の年になりそう。
こんな感じです。いかがだったでしょうか。大体みんなの予想が当たるほど相場は簡単じゃないので、自分のルールに従い行動するのみですね。2022年はほんと苦しい相場でしたが、自虐ツイートにいいねをくれる方がいたから頑張れたような気がします。みんな爆損事例が好きなんですね。2023年も爆損報告を聞きたい方はこれを機にフォローしていただけると幸いです。
2024年辺りから爆益報告が増え、こいつなんかムカつくなって思われてフォロワー減りそうですが、これからも頑張りますので皆さんも一緒に頑張ってお金増やしましょう。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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