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Global-eの決算まとめ

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みなさんこんにちは。今回は越境Eコマース銘柄のグローバルeの決算を詳しく解説していきます。コロナで急成長したEコマースの中でも特に成長率の高かったグローバルe。そんなグローバルeの決算を詳しく知りたい方や、これから買おうか売ろうか悩んでいる人の参考になれば幸いです。

本記事の内容

  1. グローバルeの決算サマリー
  2. 決算のポイント
  3. まとめ

 

 

1.グローバルeの決算サマリー

 

売上高:予想 $74.98Mに対して、結果 $76.3M(YoY +65%)

EPS:予想 $0に対して、結果 -$0.35

Q2売上高ガイダンス:予想 $90.3Mに対して、結果 $82.5~84.5M

FY22売上高ガイダンス:予想 $412.8Mに対して、結果 $383~403M

売上高のみクリア。EPSおよびQ2、通期のガイダンスは下方修正となりました。これを受けて株価は-28%と大暴落となりました。ショッピファイの決算で連想売りされていたので、ここらで一発逆転をイメージしていましたが、見事に散りました。

 

 

グローバルeの現在のチャート

ヤフーファイナンスより

前回の決算で一度上げましたが、そこからはズルズルと下げ続けています。現在は初値も割り底を探る展開になりそうです。テーマ的にもEコマースはコロナで成長を先取りしたイメージがあり、積極的に買われる要素がないかなと思います。ただ、これでEコマースが終わったわけではなく、むしろグローバルeはこれからの企業なので、ここからは詳しくカンファレンスコールの内容を見ていきたいと思います。

 

 

2.決算のポイント

 

  1. 加盟店舗の増加
  2. マクロ環境の不確実性
  3. 通期業績見通し

 

 

2-1:加盟店舗の増加

 

世界最大かつ最も著名なグローバル・コンシューマー・メガ・ブランドの一つであるアディダスとの提携を開始したことをお伝えできることを嬉しく思います。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、昨年、アディダスの経営陣は、オンライン、DTC(Direct to Consumer)を戦略の中心に据え、複数年にわたる新たな成長戦略を打ち出しました。このたび、アディダス社が当社のプラットフォームと機能を活用し、グローバルなオンラインDTC展開の一翼を担うことになったことを誇りに思うとともに、大変光栄に思っています。

このパートナーシップの一環として、当社の先進的なマルチ・ローカル・サービスを利用して運営されている市場を含む16の市場がすでに稼動し、取引を行っています。今後、さらに多くの市場を順次展開していく予定です。

アディダスのほかにも、当社が事業を展開しているすべての地域と業種において、多くのエキサイティングなブランドとの提携を開始しました。ハイストリートブランドでは、Brooks Brothers、Ralph Lauren、r.e.m. beauty by Ariana Grande、Rare Beauty by Selena Gomezなどの米国の大手ブランドや、Space NK、Dover Street Marketなどの英国の有名ブランドが第1四半期に立ち上がりました。

フランスでは、大手ファッション・ブランドのSezaneとの提携を開始しました。また、ベルギーでは、初のブランドとなるBuissonniere(ビュソニエール)を立ち上げました。

さらに、アジア太平洋地域でも、有名ブランド「Esprit」の香港での販売を開始しました。

このように、新規販売店の立ち上げはフル回転で進んでいます。新規加盟店数は、前年同期の約2倍に達しています。

新規加盟店の開拓に加え、当四半期には、セリーヌやヘルスケア・アパレル・ライフスタイルブランドのFIGS、20市場を追加したFull Beauty Brands、欧州の主要市場をいくつか追加したフランスの小売業者La Redouteなど、新規市場を開設した複数の既存加盟店との関係も拡大しました。

また、当四半期は、ラグジュアリーグループであるLVMHとの戦略的関係を引き続き強化し、新たに3つのメゾンが当社のサービスに参加し、そのすべてが 2022年中に稼動する予定となっています。

カンファレンスコールより

加盟店の消費者直販へのシフトは加速しており、新規店舗数は前年同期比で2倍と、国境を越えた商機は依然として大きいままだということがよくわかりますね。

 

 

2-2:マクロ環境の不確実性

 

ロシア・ウクライナ紛争の直接的な影響としては、戦闘勃発直後、国際社会の制裁によりロシア向けサービスを中止し、またウクライナ向けサービスも戦闘による物流上の問題から中止せざるを得なくなりました。ロシアとウクライナを合わせたGMVの比率は2%未満です。

間接的な影響としては、戦争が始まった最初の数週間、ポーランドやチェコ共和国など、いくつかの中・東欧市場向けの売上が大きく減少しました。この地域の需要はその後いくぶん回復しましたが、これらの市場の多くはまだ通常のレベルを大幅に下回る水準で取引されています。これらのCE市場は、通常、当社のGMVの4%から5%を占めています。さらに、西欧を中心とした他の国々でも、マクロ環境が消費者心理に影響を及ぼしていると見ています。

カンファレンスコールより

第2四半期のGMVのガイダンス下方修正の要因は主にマクロの逆風に加え、昨年第2四半期がCOVID-19の影響を強く受けていたことを考慮したものと発表しています。それでも成長率は53%ほどになるとの見方です。

 

 

2-3:通期業績見通し

 

 

財務見通しと2022年第2四半期および通年のガイダンスに移ります。2022年第2四半期のGMVは、4億9,500万ドルから5億500万ドルの範囲になると予想しています。レンジの中間値では、2021年第2四半期に対して53%の成長率になります。

第2四半期の売上は、8,250万ドルから8,450万ドルの範囲になると予想しています。レンジの中間点では、2021年第2四半期に対して46%の成長率になります。調整後EBITDAについては、280万ドルから380万ドルの範囲の利益を見込んでいます。

2022年通期では、GMVは22億8000万ドルから24億ドルの範囲で、中間値で年率61%の成長を見込んでいます。売上高は、3億8,300万ドルから4億300万ドルの範囲になると予想しており、範囲の中間点で60%の成長率を示します。

調整後EBITDAについては、前回ガイダンスの38百万米ドルから42百万米ドルを再表示しています。

カンファレンスコールより

ガイダンスについてはEBITDA以外は全て下方修正される形となりましたが、依然として50%前後の成長は維持できるとの見方です。

 

以上、気になったポイントまとめてみました。カンファレンスコールを読んでみて、個人的にはそこまで悲観的になる内容ではないと感じました。グローバルeのストーリーはまだ始まったばかりだと思います。

 

 

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3.まとめ

 

ここからは22年Q1のグローバルeの決算をまとめていきます。

  1. グローバルeの22年Q1の決算は売上高はクリア。EPSおよびガイダンスはQ2と通期下方修正でミス。
  2. 決算を受けて株価は-28%と大暴落。
  3. GMVは前年同期比+71%成長。新規加盟店舗は前年同期比で2倍に増加。消費者直販へのシフトは加速している。
  4. マクロ環境の不確実性から通期下方修正。GMVと売上高は60%程度の成長を見込んでいる。

こんな感じです。いかがだったでしょうか。

コロナでEコマースが流行り過ぎたせいで、投資家の中にはEコマースオワコン的な流れがあるのかもしれませんが、私はそうは思いません。むしろこれからまだまだ成長余地がある分野だと考えています。

しばらく株価は低迷しそうですが、見守っていきます。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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