みなさんこんにちは。今回はみんな大好きクラウドストライクの2023年Q2決算をまとめていきます。Q1の決算はそこまで悪くなかったにも関わらず、ここまで株価はボロボロなクラウドストライクでしたが、Q2決算はどうだったのか。中身を詳しく確認していきます。クラウドストライクの決算をサクッと確認したい方や、これから投資を考えている方の参考になれば幸いです。
本記事の内容
- クラウドストライクの決算サマリー
- 決算のポイント
- まとめ
1.クラウドストライクの決算サマリー
売上高:予想 $515.4Mに対して、結果 $535.2M(YoY +58%)
EPS:予想 $0.27に対して、結果 $0.36
ガイダンスQ3売上高:予想 $502Mに対して、結果 $503M
ガイダンスQ3EPS:予想 $0.28に対して、結果 $0.31M
ガイダンスFY23売上高:予想 $2.2Bに対して、結果 $2.23B
ガイダンスFY23EPS:予想 $1.2に対して、結果 $1.32B
結果はオールクリアの優等生決算でした。これを受けて決算後のアフターマーケットでは大きく上昇か?と思いきや、株価は変わらず。結局次の日には5%ほど下落して引けました。そんなクラウドストライクの決算のどこが問題だったのか。中身をこれから見ていきたいと思います。
まずは現在のチャートの確認から。
クラウドストライクの年初来チャート
ヤフーファイナンスより
他のグロース株と比べるとだいぶマシな形をしています。現在のようなマクロ環境下でもサイバーセキュリティー銘柄の評価は高いということですね。ただし、クラウドストライクのケースでいうと今回の決算では期待に比べてそこまで強い決算ではなかったことから下落したと考えられます。それでも毎回決算を確実にクリアしてくるクラウドストライクのようなピッカピカ企業は、長期的に見れば高値を取るのは時間の問題だと思いますけどね。
ここからは、決算資料とカンファレンスコールから感じた注目ポイントについてまとめていきたいと思います。
2.決算のポイント
決算資料とカンファレンスコールの内容から注目ポイントは以下の通り。
- 数字で見る成長
- ビジネスハイライト
- CRWDの強み
2-1:数字で見る成長
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- 期末ARRは前年同期比59%増の21億4,000万ドル。報告されているソフトウェア企業の中で、20億ドルのARRを達成した2番目に早い企業。
- 新興製品の売上高は、前年同期比129%増の2億1,900万ドル。
- 四半期収益が初めて5億ドル超え。新規顧客数は1,700社超え。総保有契約数は2四半期連続で過去最高を更新。
- ドルベースの純保有契約数は7四半期ぶりの高水準。
- 非GAAPベースの営業利益は前年同期比147%増の8,700万ドル。フリーキャッシュフローは84%増。
- 通年の売上高ガイダンスを引き上げ、非GAAPベースの営業レバレッジと30%以上のフリーキャッシュフローマージンの実現を目指す。
2-2:ビジネスハイライト
公式IRより
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- 第2四半期のサブスクリプション契約において、5モジュール以上、6モジュール以上、7モジュール以上の顧客は、それぞれ59%、36%、20%となり、これらの各モジュール採用コホートにおいて、前年同期比で70%、84%、105%増加したことを意味する。
- ARR100万ドル以上の顧客からのARRの成長は第2四半期に加速し、当社の企業平均よりも速いペースで成長。
- 第2四半期には、米国連邦政府機関および国際的な政府機関において、現在までにCrowdStrikeのお客様が利用する米国37州のうち20州とコロンビア特別区がファルコンを標準装備。第2四半期に注目すべきは、ニューヨーク州との間で、新設された共同セキュリティオペレーションセンターでファルコンEDRを独占的に使用していること。
- 第2四半期には、1,700以上の新規顧客を純増し、ファルコンを利用してビジネスを保護している報告済み顧客数は19,686となり、前年比51%増となった。特に、今期の新規顧客の中には、ファルコンを社内利用のために購入した大手インシデントレスポンス企業が含まれている。
- 新製品から記録的な新規ARRを獲得し、このカテゴリーの最終ARRは前年比129%増の2億1900万ドルに達した。
2-3:CRWDの強み
公式IRより
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- 第2四半期の地域別業績では、米国が前年同期比 53%増、米国外が同 73%増と引き続き高い成長。
- 第2四半期の総粗利およびサブスクリプションの非GAAPベースの粗利率は、それぞれ76%、78%と比較的安定して推移。
- 現金および現金同等物は約23億2,000万ドルに増加。営業活動によるキャッシュフローは前年同期比94%増の2億990万ドル。フリー・キャッシュフローは前年同期比84%増の1億3,580万ドルで、売上高の25%を占める。
以上、気になったポイントまとめてみました。ARR絶好調で利益率高く、キャッシュも潤沢なクラウドストライクの決算は素晴らしい内容でした。これで株価が下がるなんてどうかしてるとしか個人的には思えませんでした。
引き続きクラウドストライクの成長に注目していきます。
3.まとめ
ここからは2023年Q2のクラウドストライクの決算をまとめていきます。
- クラウドストライクの23年Q2決算はオールクリアの決算であった。が株価の反応はいまいちであった。
- 期末ARRは前年同期比59%増の21億4,000万ドル。報告されているソフトウェア企業の中で、20億ドルのARRを達成した2番目に早い企業になった。また、四半期収益が初めて5億ドルを超え、新規顧客数は1,700社超え、総保有契約数は2四半期連続で過去最高を更新した。
- 第2四半期のサブスクリプション契約において、5モジュール以上、6モジュール以上、7モジュール以上の顧客は、それぞれ59%、36%、20%となり、これらの各モジュール採用コホートにおいて、前年同期比で70%、84%、105%増加した。
- 新製品から記録的な新規ARRを獲得し、このカテゴリーの最終ARRは前年比129%増の2億1900万ドルに達した。
- 現金および現金同等物は約23億2,000万ドルに増加。営業活動によるキャッシュフローは前年同期比94%増の2億990万ドル。フリー・キャッシュフローは前年同期比84%増の1億3,580万ドルで、売上高の25%を占める。
こんな感じです。いかがだったでしょうか。
クラウドストライクは相変わらずピッカピカ企業の代表ですね。好きです。なぜか巷では買うほどの決算ではない。とか、利上げ局面では危険すぎる。とか、意味不明なこと言っちゃってる人がいますが、そんな目先のことで投資しているわけではないので全く問題ないと思いますけどね。
むしろこういった局面で本当に素晴らしい企業に投資しておくことが、長期的なリターンを生むと個人的には考えています。
そんなわけで今後もクラウドストライクの成長に注目していきます。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。ツイッターも楽しくやってますのでフォローお願いします。
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