みなさんこんにちは。今回はみんな大好きコンフルエントの2022年Q3決算をまとめていきます。Q2の決算は好調だったにも関わらずここまで株価はボロボロなコンフルエントでしたが、Q3決算はどうだったのか。中身を詳しく確認していきます。コンフルエントの決算をサクッと確認したい方や、これから投資を考えている方の参考になれば幸いです。
本記事の内容
- コンフルエントの決算サマリー
- 決算のポイント
- まとめ
1.コンフルエントの決算サマリー
売上高:予想 $144.81Mに対して、結果 $152M(YoY +48%)
EPS:予想 -$0.17に対して、結果 -$0.13
Q4ガイダンス:売上高予想 $160.27Mに対して、結果 $161~163M
Q4ガイダンス:EPS予想 -$0.17に対して、結果 -$0.16~-0.14
FY22ガイダンス:売上高予想 $570.04Mに対して、結果 $578~580M
FY22ガイダンス:EPS予想 -$0.70に対して、結果 -$0.65~-0.63
結果はオールクリアの素晴らしい決算でしたが、ソフトウェア関連銘柄に対する地合いが悪すぎて暴落しました。特にコンフルエントは赤字のグロース株なので値動きは荒めですね。しばらくは我慢の展開が続きそうです。そんなコンフルエントの決算のポイントをこれから見ていきたいと思います。
まずは現在のチャートの確認から。
コンフルエントの年初来チャート
ヤフーファイナンスより
年初来で見ればまだ底値付近をウロウロといった感じ。これは他のグロース株と変わらないですね。しばらくはヨコヨコな展開が続きそうですが、グロース全体を見ても2023年のどこかで底打ちするのではと期待しています。特にここまで順調に高い成長力を維持しているコンフルエントがこのまま終わるとは思えません。
ここからは、決算資料とカンファレンスコールから感じた注目ポイントについてまとめていきたいと思います。
2.決算のポイント
決算資料とカンファレンスコールの内容からポイントを紹介していきます。
- 決算ハイライト
- ビジネスハイライト
- 今後の見通し
2-1:決算ハイライト
公式IRより
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- Confluentは、すべてのガイダンスを上回る結果でこの四半期を終了した。
- 総収益は前年比48%増の1億5200万ドルになった。
- Confluent Cloudは、当社の事業で最も急成長している分野であり、収益は前年同期比112%増の5700万ドルだった。
- 第3四半期のRPOは72%増の6億6,350万ドルになった。
- サブスクリプションの収益は50%増の1億3,870万ドルで、総収益の91%を占めた。サブスクリプション内では、Confluent Platformの収益は8,180万ドルで、25%増加し総収益の54%を占めた。
- Confluent Cloudは連続して990万ドル増加し、1年前の収益の26%と比較して総収益の38%を占める。クラウドは新しいACV予約の60%以上を占め、第3四半期はクラウドが新しいACV予約の50%以上を占めた4四半期連続の結果となった。
- 総売上総利益率は71%だった。短期的には、総売上総利益率は中間目標の約70%近くで変動すると予想している。
- 営業利益率は14%ポイント上昇してマイナス28%となった。この改善は、主に販売とマーケティングの効率の向上と、組織全体の支出を積極的に管理し続けた結果。
- 1株当たり純損失は、2億8,230万ドルの基本株式と希薄化された加重平均株式を使用してマイナス0.13ドルだった。
- フリーキャッシュフローマージンはマイナス30%だった。ボーナスの支払いは、四半期のフリーキャッシュフローマージンに約9ポイントの悪影響を及した。
- 第3四半期は19億4000万ドルの現金、現金同等物、市場性のある有価証券で終了した。
2-2:ビジネスハイライト
公式IRより
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- 米国からの収益は44%増の9,510万ドルになった。米国外からの収益は56%増の5,660万ドルになった。
- 純新規顧客120人を追加し、合計約4,240人の顧客となり40%増加した。
- 大規模な顧客基盤の成長は引き続き堅調。ARRで10万ドル以上の顧客は39%増加し、921人となり、総顧客数の22%を占め、これらの顧客は四半期の総収益の85%以上に貢献した。
- ARRで100万ドル以上の顧客は53%から113人に増加した。ARRで500万ドル以上と1000万ドル以上の顧客が増えており、これら2つの最大の顧客コホートを含む顧客ベース全体で強力な拡大の機会を見ている。
- 四半期のドルベースの純保持率は、6四半期連続で130%を上回った。重要なことに、クラウドのNRRは引き続き企業平均よりも高く、ハイブリッド顧客のNRRは依然として最高である。
- Confluentプラットフォームは、お客様の中枢神経系を構築する上で重要な要素であり、Confluent Cloudのアップセルとクロスセルの機会を促進し続けている。
2-3:今後の見通し
公式IRより
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- 第4四半期と2022年度の収益とボトムラインガイダンスを引き上げる。
- 私たちの予測は、このマクロダイナミクスが第4四半期に持続することを前提としている。
- 2022年第4四半期は、収益は1億6100万ドルから1億6300万ドルの範囲で、34%から36%の成長を予想。
- Confluent Cloudの連続収益は980万ドルから1000万ドルの範囲に。非GAAP営業利益率は約マイナス28%。
- 1株当たり非GAAP純損失はマイナス0.16からマイナス0.14ドルの範囲で、収益は5億7800万ドルから5億8000万ドルの範囲で、49%から50%の成長を見込む。
- 非GAAP営業利益率は約マイナス32%、非GAAP1株当たり純損失はマイナス0.65からマイナス0.63ドルの範囲になる。
- 来年の予備的な見通し。2023年の1年間、収益は7億6000万ドルから7億7000万ドルの範囲になると予想。
- 今日見られる全体的なマクロダイナミクスは来年を通して持続し続けると仮定しており、2023年の非GAAP営業利益率は約マイナス21%になると予想。
- 私たちは、効率的で高い成長を促進するために、ビジネスの最も高いROIセグメントに焦点を当て、規律を持って投資を継続する。
- データストリーミングの需要環境は依然として強く、将来的にはお客様に高いROIで効率的なデジタルトランスフォーメーションを推進する立場にある。
以上、気になったポイントまとめてみました。ほぼほぼ大手を囲い込んでいるビジネスモデルなのでコンフルエントの成長は約束されているようにしか思えませんね。他のソフトウェア企業よりもガイダンスも強気な印象を受けましたし、コンフルエントの足元のビジネスは順調そのものといった感じですね。
3.まとめ
ここからは2022年Q3のコンフルエントの決算をまとめていきます。
- コンフルエントの22年Q3決算はオールクリアも株価はグダグダ。ガイダンスは上方修正となった。
- 引き続きConfluent Cloudが急成長しており、収益は前年同期比112%増の5700万ドルだった。
- ARRとNRRも好調を維持している。特にNRRは第6四半期連続で130%を上回ったままであり、クラウドのNRRは引き続き他の企業平均よりも高い立場にある。
- 今後の見通しも強気でありガイダンスは引き上げられた。データストリーミングの需要環境は依然として強く、ストーリーは始まったばかりである。
こんな感じです。いかがだったでしょうか。
コンフルエントいいっすね。まだ投資はしていないウォッチ銘柄の一つですが、大口顧客のARRとNRRの高さ、クラウド事業の好調さからもこれからの成長に期待しかありません。投資は黒字化してから考えようと思っていましたが、株価がボロボロな今から少額で少しずつ入っていってもいいかもしれませんね。
今後もコンフルエントの成長に注目していきます。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。ツイッターも楽しくやってますのでフォローお願いします。
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