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CONFLUENT 2022年Q4決算まとめ

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みなさんこんにちは。今回はみんな大好きCONFLUENTの2022年Q4決算をまとめていきます。SaaSの中でも堅調な成長を続けているCONFLUENTですが、2022年は他のグロース株の株価と同じように低調なパフォーマンスに終わりました。特に現在はまだ赤字という業績からも市場からは厳しく見られているのかもしれません。そんなCONFLUENTのQ4決算をサクッと確認したい方や、これから投資を考えている方の参考になれば幸いです。

 

本記事の内容

  1. CONFLUENTの決算サマリー
  2. 決算のポイント
  3. まとめ

 

 

1.CONFLUENTの決算サマリー

 

売上高:予想 $164.5Mに対して、結果 $168.7M(+41%)

EPS:予想 -$0.14に対して、結果 -$0.09

23Q1売上高ガイダンス:予想 $168Mに対して、結果 $167M

23Q1EPSガイダンス:予想 -$0.15に対して、結果 -$0.14

23FY売上高ガイダンス:予想 $762.8Mに対して、結果 $762.5M

23FYEPSガイダンス:予想 -$0.43に対して、結果 -$0.25

 

結果は売上高ガイダンス以外はクリアとなりました。ガイダンスをミスったとはいえ大きく外しているわけではないので、誤差程度と捉えて問題ないのではと考えています。この結果を受けて時間外で株価は少し下がり、翌日に5%くらい下がりました。CONFLUENTの場合、まだ成長フェーズにあるので減速感を嫌気されたのかもしれません。

まずは現在のCONFLUENTのチャートをチェック。

 

CONFLUENTのチャート


ヤフーファイナンスより

 

昨年の暴落から現在はベースを形成するようなチャートをしています。バリュエーションもこなれてきたことから、きっかけさえあればいつでも上昇しそうな雰囲気はありますが、未だ米国経済の不透明感は拭えないのでボラティリティーの高い相場が続きそうです。

ここからは、決算資料とカンファレンスコールから感じた注目ポイントについてまとめていきます。

 

 

2.決算のポイント

 

決算資料とカンファレンスコールの内容から注目ポイントを紹介。

  1. 数字で見る成長
  2. ビジネスハイライト
  3. 今後の見通し

 

 

2-1:数字で見る成長

 


公式IRより

 

総収益は41%増の1億6,870万ドルになった。サブスクリプション収益は44%増の1億5,530万ドルとなり、総収益の92%を占めた。

新しいACV予約の割合としてのConfluent Cloudは、第4四半期に70%を超え、5四半期連続でクラウドが新規ACV予約数の50%を超えた。クラウドが新しいACV予約のより大きなシェアを占めるため、Confluent PlatformはACVが低く、先行収益が少なくなる。この先行ダイナミクスは、7,700万ドルで17%増のConfluent Platformの収益に反映され、総収益の52%を占めた。

 

 

公式IRより

 

Confluent Cloudの収益は6,840万ドルで、102%増加し、1年前の収益の28%と比較して総収益の41%を占めた。これは、前四半期の990万ドルと1年前の700万ドルと比較して、Confluent Cloudの1,150万ドルの記録的な連続収益増加につながっている。

当社のConfluent Cloudの勢いは、ユースケースの拡大に引き続き注力し、顧客にとって価値を提供する時間を短縮し、業界全体の強力な消費でミッションクリティカルなワークロードをサポートすることによって推進された。

 

 

以下カンファレンスコールよりポイント抜粋

  1. 年間総収益は51%増の5億5,590万ドルとなった。Confluent Cloudの収益は124%増の2億1120万ドルとなり、ユニット経済性が大幅に改善され、営業利益率は11ポイント向上した。
  2. 第4四半期のRPOは48%増の7億4,070万ドルとなった。現在のRPOは、RPOの62%と推定され、約4億5,620万ドルで43%増加した。どちらの指標も予想よりも軽かった。
  3. 四半期のドルベースの純保持率も健全で、130%弱だった。クラウドとハイブリッドのNRRはどちらも130%を超え、ハイブリッドNRRは引き続き最高であった。総保持率は依然として強く、90%を超えている。

 

 

 

2-2:ビジネスハイライト

 


公式IRより

 

総売上総利益率は73%、サブスクリプション売上総利益は78.7%だった。クラウド提供の単位経済性は引き続き改善され、コンフルエントクラウドへの収益ミックスの継続的なシフトにもかかわらず、健全な売上総利益率のさらに4分の1を牽引した。今後、総売上総利益率は70%から72%の間で変動すると予想される。

収益性とキャッシュフローに目を向けると、営業利益率は20%ポイント改善し、マイナス21.5%になった。積極的な経費管理、生産性と効率のイニシアチブ、規律ある投資アプローチを通じて、P&Lのすべてのカテゴリで改善を推進し、販売とマーケティングで最も顕著な進歩を遂げ、8%ポイントを改善し、売上総利益率が5%ポイント向上した。

1株当たりの純損失はマイナス0.09ドルで、2億8,670万株の基本および希薄化加重平均株式発行済株式を使用した。フリーキャッシュフローマージンは4%ポイント改善し、マイナス18.3%になった。そして、第4四半期は13億3000万ドルの現金、現金同等物、市場性のある有価証券で終了した。

 

 


公式IRより

 

新規顧客の追加は回復し続けている。四半期に290人の純新規顧客を追加し、合計顧客数は約4,530人で、31%増加した。新規顧客の追加は、Confluent Cloudによって推進された。

大規模な顧客基盤の成長も堅調であった。四半期にARRで10万ドル以上の記録的な70人の顧客を追加し、合計991人の顧客となり、35%増加した。これらの大規模な顧客は、総収益の85%以上に貢献。また、ARRで100万ドル以上の顧客を四半期に20人追加。過去最高を記録し合計133人の顧客となり、51%増加した。

2022年は、1,000万ドル以上のARR顧客の増加を含め、1年前から500万ドル以上のARRの顧客を2倍以上に増やした。

 

 

 

以下カンファレンスコールよりポイント抜粋

  1. 収益の地理的組み合わせに目を向けると、米国からの収益は35%増加して1億050万ドルになった。米国外からの収益は50%増の6820万ドルになった。
  2. Immerok買収について。第1四半期に買収を終了し、2023年度の財務に重大な影響はないと予想している。追加費用は当社のガイダンスに組み込まれている。2024年第4四半期から2023年第4四半期までの収益性への道を1年間加速することを決定し、2023年に約30%の年間収益成長率を提供するよう会社にリソースを下した。

 

 

2-3:今後の見通し

 


公式IRより

 

市場側では、営業担当者の50%が完全に増加しており、今年は55%から60%の範囲で終了する予定。さらに、昨年と比較して、収益の約60%が現在のRPOから来ており、10万ドル以上のARR顧客の力強い成長と相まって、四半期ごとに収益の85%以上に貢献しているため、2023年度の収益源の可視性が向上した。

私たちのNRRは非常に健全で、130%弱で私たちの成長を支えている。このような背景を踏まえて、特に企業が現在高金利とマクロ不確実性の環境で事業を展開しているため、高い成長を提供し続けながら収益性への道を1年加速することが最適な決定であると考えている。

 

以下カンファレンスコールよりポイント抜粋

  1. 2023年第1四半期の収益は1億6,600万ドルから1億6800万ドルの範囲で、32%から33%の成長に相当すると予想している。Confluent Cloudの連続収益は約500万ドルになる。
  2. 非GAAP営業利益率は約マイナス27%、非GAAPの1株当たり純損失は、約2億9000万株の加重平均株式を使用して、マイナス0.15ドルからマイナス0.13の範囲になると予想している。
  3. 2023年通年の収益は7億6000万ドルから7億6500万ドルの範囲で、30%から31%の成長に相当すると予想している。非GAAP営業利益率は約マイナス15%からマイナス14%。
  4. 現在、損益分岐点非GAAP営業利益率で2023年第4四半期の出口を目標としている。

 

以上、気になったポイントまとめてみました。意外にも見通しはそこまで悪くなさそうですね。ここからどこまで景気が悪くなるのか。ここが一つポイントになるかもしれません。とはいえNRR130%超は粘着性のあるビジネスモデルですし、今年1年で黒字化を目指していることからも今後の成長に期待してしまいます。

 

 

 

 

 

 

3.まとめ

 

ここからは2022年Q4のCONFLUENTの決算をまとめていきます。

  1. CONFLUENTの22年Q4決算は、売上高とEPS共にクリア。売上高ガイダンスをミスって株価は下落した。
  2. 収益は41%増、クラウドに関しては102%増と絶好調。
  3. 今四半期は290人の新規顧客を獲得(31%増)ARRで100万ドル以上の顧客増加率は51%と過去最高を記録した。
  4. NRRは130%弱を維持している。
  5. 2023年第4四半期の黒字化を目指す。

 

こんな感じです。いかがだったでしょうか。

CONFLUENTいいっすね。実はまだ投資はしていませんが、今年は一つタイミングとしていいんじゃないかと勝手に妄想しております。もう少し収益性が改善されてくると株価も見直しが入ると思いますし、まだまだこれから大きくなっていくビジネスでではないかと思われるので期待が膨らみます。

そんなわけで今後もCONFLUENTの成長に注目していきます。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。ツイッターも楽しくやってますのでフォローお願いします。

 

 

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