みなさんこんにちは。今回はみんな大好きコンフルエントの2022年Q2決算をまとめていきます。Q1の決算は絶好調だったにも関わらず、ここまで株価はボロボロなコンフルエントでしたが、Q2決算はどうだったのか。中身を詳しく確認していきます。コンフルエントの決算をサクッと確認したい方や、これから投資を考えている方の参考になれば幸いです。
本記事の内容
- コンフルエントの決算サマリー
- 決算のポイント
- まとめ
1.コンフルエントの決算サマリー
売上高:予想 $131.9Mに対して、結果 $139.4M(YoY +58%)
EPS:予想 -$0.19に対して、結果 -$0.16
Q3ガイダンス:売上高予想 $142Mに対して、結果 $143~145M
Q3ガイダンス:EPS予想 -$0.19に対して、結果 -$0.19~-0.17
FY22ガイダンス:売上高予想 $559Mに対して、結果 $567~571M
FY22ガイダンス:EPS予想 -$0.75に対して、結果 -$0.73~-0.69
結果はオールクリアの素晴らしい決算でした。これを受けてアフターでは10%近く上げましたね。正直なところコンフルエントのような赤字のグロース株にとっては厳しい相場環境ということもあり、決算後の反応はそこまで良い結果にはならないと踏んでいましたが、真逆の反応でした。そんなコンフルエントの決算のどこが好印象であったのか。これから見ていきたいと思います。
まずは現在のチャートの確認から。
コンフルエントの年初来チャート
ヤフーファイナンスより
年初来で見れば、まだ底値付近をウロウロといった感じ。これは他のグロース株と変わらないですね。特に金融相場のど真ん中で上場してきたコンフルエントにとっては、ジェットコースターのような相場だったと言えます。ただ、ここまで高い成長力を維持しているコンフルエントが、このまま終わるとは思えません。
ここからは、決算資料とカンファレンスコールから感じた注目ポイントについてまとめていきたいと思います。
2.決算のポイント
決算資料とカンファレンスコールの内容からハイライトを3つ挙げてみました。
- 好調なクラウド事業
- 大口顧客数の推移
- 今後の見通し
2-1:好調なクラウド事業
公式IRより
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- Confluent Cloudの収益は前年同期比139%増加し、四半期の総収益の34%を占めた。Confluent Cloudは、当社のビジネスの全体的な組み合わせとして増加し続けており、強力な消費動向に反映されているように、顧客ベース全体で急速に採用されている。
- Confluent Cloudなどのマネージドクラウドサービスの重要な価値提案の1つは、コスト削減である。
- 当社の強力なクラウドパフォーマンスは、テクノロジーと金融サービスに特に強みを持つ業界全体の健全な消費によって推進された。
コンフルエントクラウドが絶好調ですね。今のようなマクロ環境下でも、コスト削減につながるサービスに対しての需要は引き続き強いとみて良さそうです。
2-2:大口顧客数の推移
公式IRより
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- 大規模な顧客基盤の成長は引き続き堅調。ARRで少なくとも10万ドルの857人の顧客(前年同期比39%増)、100万ドルの107人の顧客(前年同期比53%増)で四半期を終了。
- 当社の10万ドルの顧客コホートは、過去の傾向に沿って、四半期の総収益の85%以上に貢献。当社の多様な顧客基盤は、金融サービス、テクノロジー、小売、電気通信、公共部門、ヘルスケア、メディア、エンターテイメントなど、さまざまな業界にまたがっている。
- 総顧客は約4,120人(前年比46%増)、横ばいで終了。
- 四半期のドルベースの純定着率は、5四半期連続で130%を超え、90%プラス総保持率と両方の製品提供の強力な拡大を促進。クラウドのNRRは、同社の全体的なNRRよりも大幅に高く、ハイブリッド顧客のNRRは引き続き最高だった。
全体の顧客数は横ばいでしたが、ARRは好調のようです。顧客リストを見てもわかるように、超がつくほどの有名企業が名を連ねており、大口の顧客のアップセルは引き続き強い需要があることがわかりますね。
2-3:今後の見通し
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- 2022年第3四半期の収益は前年同期比39%から41%の成長を表す1億4300万ドルから1億4,500万ドルの範囲になると予想。第2四半期のシーケンシャルアウトパフォーマンスにより、第3四半期のシーケンシャルクラウド収益の純追加額は800万ドルから850万ドルになると予想。また、非GAAP営業利益率は約マイナス33%になると予想。
- 2022年通期の収益は5億6,700万ドルから5億7,100万ドルの範囲で、前年同期比46%から47%の成長と予想。
- フリーキャッシュフローは、年間ボーナスの支払いの構造を2023年第1四半期の一括払いから2回の支払いに変更し、2022年第3四半期の約1400万ドル、残りの支払いは2023年第1四半期の支払いに変更。これらの支払いのタイミングにより、2022年度第3四半期のフリーキャッシュフローマージンは当初予想よりも低くなり、2023年度のフリーキャッシュフローマージンは以前の予想よりも良くなる。
マクロ環境の不確実性からガイダンスの上方修正額についても調整したとの説明がありました。もし今年後半にも改善が見られるようであれば、更なるアップサイドがあるかもしれませんね。
以上、気になったポイントまとめてみました。他のソフトウェア企業よりもガイダンスは強気な印象を受けました。コンフルエントの足元のビジネスは順調そのものといった感じですね。
3.まとめ
ここからは2022年Q2のコンフルエントの決算をまとめていきます。
- コンフルエントの22年Q2決算はオールクリア。ガイダンスは上方修正となった。
- クラウド事業はYoY+139%成長で総収益の34%を占める。引き続き強い需要がある。
- 顧客数全体は横ばいではあるが、大口顧客のARRは順調に増えている。NRRも130%と高水準を維持している。
- 今後の見通しも強気。今年後半のマクロ状況によっては、更なる上方修正があるかも。
こんな感じです。いかがだったでしょうか。
コンフルエントいいっすね。実はまだ投資はしていないウォッチ銘柄の一つですが、大口顧客のARRとNRRの高さ、クラウド事業の好調さからもこれからの成長に期待しかありません。投資は黒字化してから考えようと思っていましたが、少額から少しずつ入っていってもいいかもしれませんね。
今後もコンフルエントの成長に注目していきます。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。ツイッターも楽しくやってますのでフォローお願いします。
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