みなさんこんにちは。今回はみんな大好きエアビーアンドビーの2022年Q3決算をまとめていきます。Q2の決算は絶好調だったにも関わらず、ここまで株価はボロボロなエアビーでしたが、Q3決算はどうだったのか。中身を詳しく確認していきます。エアビーの決算をサクッと確認したい方や、これから投資を考えている方の参考になれば幸いです。
本記事の内容
- エアビーアンドビーの決算サマリー
- 決算のポイント
- まとめ
1.エアビーアンドビーの決算サマリー
売上高:予想 $2.84Bに対して、結果 $2.88B(YoY +29%)
EPS:予想 $1.47に対して、結果 $1.79
ガイダンス:Q4売上高予想 $1.85Bに対して、結果 $1.84
結果は売上高及びEPSはクリア。ガイダンスはミスとなりました。これを受けてアフターでは-6%下落し、翌日はFOMC砲を被弾し地獄の下落相場へ。結局-10%超の大幅安で引けました。数字だけ見ればそこまで売られる内容ではないと感じましたが、中身はどうだったのか。これから見ていきます。
まずは現在のチャートの確認から。
エアビーの年初来チャート
ヤフーファイナンスより
年初来で見れば、まだ底値付近をウロウロといった感じ。決算後の暴落で6月の最安値に再びタッチするかもしれませんね。ただエアビーは他の赤字垂れ流しのハイグロとは違ってしっかりと利益を出しているので、マクロ環境が落ち着いてくれば復活に期待できる企業だと思ってます。
ここからはカンファレンスコールから感じた注目ポイントについてまとめていきたいと思います。
2.決算のポイント
決算資料とカンファレンスコールの内容から印象的だったポイントを3つ挙げてみました。
- 過去最高の四半期
- ビジネスハイライト
- 今後の見通し
2-1:過去最高の四半期
公式IRより
公式IRより
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- 宿泊と体験の予約数は約1億泊で、前年同期比25%増。予約総額は156億ドル。これは前年同期比31%増。売上は前年比29%増の29億ドルで、過去最高となった。また、為替を除くと前年比36%の増収となった。
- 収益性についても過去最高の四半期となった。当期純利益は12億米ドル。これは前年同期比で4億ドルの増加で、純利益率42%に相当。
- 調整後EBITDAは15億ドルで、これも過去最高となり、9億6,000万ドルのフリーキャッシュフローを生み出した。実際、過去12ヶ月間で33億ドルのフリーキャッシュフローを生み出した。
- 第3四半期の結果は、Airbnbが引き続き大規模な成長と収益性を促進していることを示している。
2-2:ビジネスハイライト
公式IRより
以下カンファレンスコールよりポイント抜粋
- Airbnbのゲスト需要は引き続き堅調に推移している。世界的に見ても、当四半期のゲスト到着数は9000万人を超え、これはまた新たな記録となった。マクロ経済的な逆風にもかかわらず、宿泊と体験の予約は25%増加した。
- お客様の都市への回帰と国境を越えることがますます増えている。両セグメントとも引き続き加速している。国境を越えたグロス宿泊数は、前年同期比で58%増加。都市部の高密度宿泊は27%増加。そして現在、この2つのセグメントが戻ってきても、国内および都市部以外の旅行需要は堅調に推移している。
- ゲストがAirbnbでより長く滞在し続けている。長期滞在はAirbnbでの予約総宿泊数の20%を占めている。
- パンデミック前に最も得意としていた都市型旅行と国境を越えた旅行の分野も回復している。
2-3:今後の見通し
公式IRより
以下見通しに関するポイント抜粋
- 第4四半期は、お客様の予約行動に全体的な変化は見られない。第4四半期は、クロスボーダー、アーバン・ステイ、キャンセルの安定化、そして将来の予約の好調さなど、非常に有望なトレンドが見られる。
- 2022年第4四半期は18億ドルから18億8000万ドルの収益予想としており、17%から23%の売上成長を見込む。これは、為替の影響を除くと23%から29%の成長率になる。2019年第4四半期と比較して62%から70%の増加となる。
- 第3四半期から第4四半期にかけての落ち込みは、昨年の第4四半期のハードコンプで、デルタの後とオミクロンの前に本当に強い需要があったから。
- APACの成長率は65%で、APACの中で最も高い成長率を示している。中国を除けば、APACは2019年のレベルを超えている。
- GBVのシェアとしての収益は、歴史的な季節性と一致して、2022年第3四半期と比較して2022年第4四半期に減少すると予想。
- 2022年第4四半期の調整後EBITDAは、2021年第4四半期から名目ベースで有意に上昇すると予想し、四半期ごとの調整後EBITDAマージンは、昨年のマージン22%よりもわずかに高いと予想している。
以上、決算のポイントまとめてみました。パンデミック中にフィーバーした長期滞在と、正常化に向けた旅行需要の回復がうまく噛み合っている印象を受けました。これからのエアビーがどのように成長していくのか。ますます目が離せなくなりそうですね。
3.まとめ
ここからは2022年Q3のエアビーの決算をまとめていきます。
- エアビーの22年Q2決算は売上高及びEPSはクリア。ガイダンスは売上高がミスという結果に。
- 決算を受けて株価は翌日-10%超(FOMCの影響もあり)の暴落。
- 売上高、純利益、調整後EBITDAは過去最高の四半期となった。
- 都市部への回帰と、国境を越える人が増えている。また、パンデミックで定番となった長期滞在の需要も強いままである。
- 22年第4四半期の収益は18億ドルから18億8000万ドルと予想。20%前後の成長を見込んでいる。
こんな感じです。いかがだったでしょうか。
エアビー相変わらずいいですよね。私は今年の夏に宮古島と沖縄本島に旅行に行ったのですが、この時ホテルと同時にエアビーでもたくさん検索して調べてみました。結果的に安いアパートメントホテルを予約してしまったのですが、広々した一軒家やジャグジー付きの豪華な物件など、幅広いユーザーに向けたエアビーの物件は非常に魅力的に感じました。
宿探しは結構大変な作業ですが、エアビーのアプリはシンプルなUIが見やすくて好きです。あと創業ストーリーも素敵なんですよね。もし読んだことがなければぜひ一度読んでみてください。
新しい旅行のカタチや体験の提案をしてくれるエアビーに今後も期待していきたいです。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。ツイッターも楽しくやってますのでフォローお願いします。
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