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affirm 2022年Q4決算まとめ

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みなさんこんにちは。今回はみんな大好きだったアファームの2022年Q4決算をまとめていきます。Q3の決算は絶好調だったにも関わらず、ここまで株価はボロボロなアファームでしたが、Q4決算はどうだったのか。中身を詳しく確認していきます。アファームの決算をサクッと確認したい方や、これから投資を考えている方の参考になれば幸いです。

 

本記事の内容

  1. アファームの決算サマリー
  2. 決算のポイント
  3. まとめ

 

 

1.アファームの決算サマリー

 

売上高:予想 $354.8Mに対して、結果 $364.1M(YoY +39%)

EPS:予想 -$0.59に対して、結果 -$0.65

Q1ガイダンス:売上高予想 $386Mに対して、結果 $355M

FY23ガイダンス:売上高予想 $1.91Bに対して、結果 $1.68B

 

結果は売上高のみクリア。EPSとガイダンスはミスとなりました。特にガイダンスが弱いことが嫌気され、アフターでは-15%ほど下落しました。そんなアファームの決算のどこが問題であったのか。これから中身を見ていきたいと思います。

まずは現在のチャートの確認から。

 

アファームの年初来チャート

ヤフーファイナンスより

 

年初来で見れば、まだ底値付近をウロウロといった感じ。これは他のグロース株と変わらないですね。特に金融相場でバリュエーションが膨れ上がったアファームの最近の株価はヤバいですね。ただ、ペイパルマフィアの一人マックスレヴチン率いるアファームがこのまま終わるとは思えません。

ここからは、決算資料とカンファレンスコールから感じた注目ポイントについてまとめていきたいと思います。

 

 

2.決算のポイント

 

決算資料とカンファレンスコールの内容からハイライトを3つ挙げてみました。

  1. GMVの成長
  2. 大口顧客の多様性
  3. マックスの言葉

 

 

2-1:GMVの成長

 

公式IRより

 

 

以下カンファレンスコールよりポイント抜粋

  1. アクティブな消費者は前年同期比96%増の1,400万人、アクティブな加盟店は約23万5,000社に増加。
  2. 取引件数は139%増加し、そのうち85%はリピーター。
  3. ユーザー1人当たりの年間取引件数は4四半期連続で増加し、前年同期比31%増の3件。
  4. GMVは77%増、Pelotonを除くと89%増。
  5. 企業とのパートナーシップは第4四半期を通じて堅調に推移し、最大手3社で第4四半期全体の約30%を占める。

 

GMVは順調に増えていますね。新規顧客の開拓は引き続き重要な成長要素となりますが、今後はリピーターを増やしていけるかどうかもポイントになりそうです。

 

 

2-2:大口顧客の多様性

 

公式IR

 

 

以下カンファレンスコールよりポイント抜粋

  1. 旅行とチケットは5億4500万ドルに増加し、前年比87%増、2019年第4四半期の流行前の水準と比べると443%という驚異的な伸びを示した。
  2. アメリカン航空、エクスペディア、プライスライン、Vrboは、今期アファームのトップ10マーチャント。
  3. 一般消費財は、アマゾン、ウォルマート、ターゲット(第4四半期もアファームの上位10マーチャント)との関係深化により、前年比477%増の8億8100万ドル超に成長。
  4. PayBrightは、GMVが前年比116%となり、2倍以上の伸びを記録。PayBrightは、Apple、Samsung、Hudson's Bay Companyなど、カナダにおける加盟店との取引で、引き続き市場をリードしている。

 

アファームは消費者の購買パターンが変化してもカバーしている業種が幅広く、しかも大手をパートナーとしているため、個々の浮き沈みを全体でうまくコントロールできる点が強みと言えるのではないでしょうか。

特にアマゾン、ウォルマート、ターゲット、ショッピファイなどの超大手がパートナーというのは心強いですよね。

 

 

2-3:マックスの言葉

 

公式IRより

 

 

以下カンファレンスコールよりマックスのお言葉を抜粋

  1. 今期は、Debit+の微調整にかなりの時間を費やし、カードの使い勝手と収益性に重点を置きました。有効顧客一人当たりの取引件数は週2.7回と健全な水準にあり、オンラインとオフラインの利用内訳はほぼ均等に分かれています。
  2. Debit+の利用者1人当たりのGMVは、Debit+でない利用者に比べて40%以上高くなっています。また、オンボーディングから最初の2週間は、ほぼ完璧な顧客維持率を示しています。
  3. Debit+にはまだ大きな機能が追加されており、当社のトップラインとボトムラインへの規模での貢献度を予測することは困難です。そのため、本日の業績予想では、Debit+関連の指標はすべて除外しています。
  4. 私たちは、これまでの利用状況を目の当たりにして興奮しており、Debit+を長期的に大成功させ、利用範囲、利用頻度、収益性を拡大させることに全力を注いでいます。アファームリワードは、今年9月にベータ版として、多くの小売業者と共同で開始する予定です。このプログラムを展開することで、Affirmの利用者は、対象となるPOS、Affirm Anywhere、Debit+の取引でポイントを獲得し、Affirmアプリで還元を受けることができるようになる予定です。私たちはこのプログラムの可能性にとても期待しており、ホリデーシーズンに間に合うようにプログラムを拡大する予定です。

 

マックスはデビットプラスに大きな可能性を感じているようですね。引き続きマクロ環境は厳しさを増すと予想されますが、アファームの長期的な視点とデビットプラスの成長には期待してしまいます。

 

以上、気になったポイントまとめてみました。個人的には保守的なガイダンスを打ち破るような決算を出すんじゃないかと少し期待していますが果たしてどうなるか。今後が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

3.まとめ

 

ここからは2022年Q4のアファームの決算をまとめていきます。

  1. アファームの22年Q4決算は売上高のみクリア。特にガイダンスが弱い結果となった。
  2. GMVはYoY+77%成長と順調に増加している。
  3. 多様性に富んだ大口顧客との提携により、バランスの良いポートフォリオを構築。
  4. 今後の見通しは弱いが、マックスの言葉に迷いは感じられなかった。

 

こんな感じです。いかがだったでしょうか。

決算ミスったアファームはオワコン。持ってる人やばくない?って感じになってますが、マックスの目指すところはとてもシンプルで共感できるし、その未来に期待しているから私はホールドしています。

そんなわけで今後もマックスとアファームの成長に注目していきます。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。ツイッターも楽しくやってますのでフォローお願いします。

 

 

22年Q3決算はこちらから

Affirmの決算まとめ

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