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Nubankについて

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みなさんこんにちは。今回は最近になってわりと反響のあるNubank(ヌーバンク)について書いていきます。現在は金利高でグロース株の衰退期ですが、そんな状況でも凄まじい成長を続ける注目のフィンテックNubankの成長ストーリーが素晴らしいので紹介していきます。

 

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Nubankに興味のある方や、バフェットが投資してるからなんとなく雰囲気で投資してる方は、理解が深まると思うので参考にしていただけると幸いです。

 

 

本記事の内容

  1. Nubankとは
  2. Nubankの魅力
  3. まとめ

 

 

 

1.Nubankとは

Nubankは、ラテンアメリカにおいて有効顧客数第6位(22年Q3時点で総顧客数7000万人以上)の総合デジタルバンキングサービスを展開。ブラジルを中心に現在はメキシコ、コロンビアで事業を拡大しており、すでにクレジットカード発行枚数ではNo.1の地位(22年Q3時点)を築いています。今後メキシコとコロンビアで預金口座開設サービスを開始すれば、ブラジルと同様、顧客数が飛躍的に増加することが予想される注目のフィンテックです。

 

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2.Nubankの魅力

まずは私がNubankを知り、その魅力に取り憑かれていった経緯を紹介していきます。そもそも私が最初にNubankを知ったのは、TwitterのTLで流れてくるIPO情報だったような気がします。正確にあまり覚えていないということは、当時はそこまで注目していなかったと言えるのかもしれません。

ある時、そんな私に衝撃を与えたのがこの記事でした。

 

 

フィンテック情報でお世話になっている小林豪さんの記事です。確かこの記事より前に出されていたアファームの記事を読み、感動してフォローさせていただきました。約3万字を超える長編記事ですが、読む価値は十分にあります。てかこれだけ読めばOK。興味のある方はぜひ小林豪さんの記事を読んでみてください。もちろん無料で読めます。

そんなわけで、今回はその記事を読んでみた私がNubankについて特に魅力的だと感じた点と、直近の決算の数字を交え今後の期待についても記事にまとめていきたいと思います。

 

  1. CEOが粋すぎる
  2. 圧倒的顧客中心主義
  3. 多国化展開

 

1-1:CEOが粋すぎる

NubankのCEOは、デビット・ベレスさん。この方なんと私と同じ年。生まれはコロンビアのメデジンというところで、言ってみればかなり危ないところです。

デビットさんはそりゃ賢く、有名大学に通いながらラテンアメリカでスタートアップという野望があったそうな。ちなみに私は一部上場企業の給料上がらない社畜。もうここから違います。

デビットさんの凄さは、事業アイデアを考えるにあたり、『自分ができうる最も難しい挑戦は何か』ここを突き詰めて考えた結果、ブラジルで銀行システムに革命を起こすことが一番無理ゲー感があったことから銀行業を選択したというところ。

 

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なぜそこまで自分を追い込むのか私のような凡人リーマンには理解不能でしたが、このCEOなんかやべーぞと、ワクワクしたことは事実です。

 

ちなみに当時の銀行というのは、当然オンラインでは開設できるはずもなく、銀行に3ヶ月で10回ほど支店へ足を運び、月毎に30ドルの手数料を支払いやっと口座開設できるというレベル。もはや地獄ですね。

そんな自身の壮絶な銀行体験があったからこそやってやんよと思ったのかもしれません。そして彼が目指したのは、Amazon、Apple、Netflixなどシリコンバレーにあるような企業文化を持つ会社。やはり目指すところも一流なんですよね。

その後、紆余曲折ありながら新しい仲間を2人増やしていよいよ本格的に事業をスタートさせていくわけですが、Nubankは銀行サービスを根底から変えていきます。

 

 

1-2:圧倒的顧客中心主義

Nubankは、クレジットカード事業からスタートし拡大していくことになるわけですが、当時では考えられない斬新な切り口でサービスを展開していきます。

 

  1. カードの最低限度額を月50レアル、日本円にして1000円程度とかなり低く設定
  2. カード利用履歴に問題がなければ月々で限度額が上がっていくシステム設計
  3. カードとアプリは無料。3分で申し込みが完了し、半月でカードが届くスピード感
  4. 制限内の分割払いなら利息はゼロ。リボ払いでは平均23%の利息(既存銀行は200~400%の利息)

 

既存銀行は、主に富裕層に向けたサービスを中心に展開していました。そもそも中間層以下のターゲットは、リスクが高いと踏んでいたのでしょう。一方でNubankは多くの人にクレジットカードを使ってもらおうと、消費者目線に立ったサービスを提供したわけです。

結局このような既存銀行とは全く逆のアプローチが功を奏し、サービス開始から6ヶ月で顧客数は2万人に達したというから驚きです。日本人にとっては23%の利息でも恐怖ですが、ブラジルではそれはもう神が降臨したかのようなクレカ革命だったのではないでしょうか。

 

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Nubankの理想は顧客負担をゼロとし、かつ顧客コストもゼロに近づけること。

 

22年Q3の決算カンファレンスコールでは、顧客の70~80%が口コミで流入してくると公表していました。その流れはざっくり以下の通り。

 

  1. クレカの年会費、口座開設料、カスタマーサービスへの手数料が無料であり、入り口での顧客負担はゼロ。
  2. 若者に人気のSNSを積極的に利用、インフルエンサーをPRに起用し宣伝する。
  3. 瞬く間に口コミで広まり話題になる。
  4. カスタマーサービスが手厚く、顧客満足度が高い。
  5. 顧客が定着し、さらに口コミで広まっていく。

 

こんな感じです。いや当たり前やろ。日本なんてさらに楽天カードマンが8000Pくれまっせ!って思うかもしれませんが、当時のブラジルではカードや口座を持つこと自体かなりハードルの高いことだったことに加えて、カスタマーサービスの質も非常に悪かったようです。

 

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顧客には一切の負担を与えず、その後もしっかりフォローしていくNubank。人気が出ないはずがありません。

 

ちなみにNubankの顧客獲得コスト(CAC)は約5ドルと言われ、同業に比べるとかなり低い数字のようです。先ほど示したような理由からきっと自然と顧客が流れ込んで来るのでしょう。また、顧客一人当たりのサービス収益(ARPAC)が伸びているのに対し、コストは一定水準に収まっています。

 

 

出典:22年Q3決算資料

 

出典:22年Q3決算資料

 

22年Q3カンファレンスコールより

これまで指摘してきたように、当社のプラットフォームの重要な競争力の1つは、非常に低いサービスコストです。月平均のサービスコストは0.80ドルと安定していますが、月次のARPACは前年比61%拡大し7.9ドルに達し、当社のモデルの強力な営業レバレッジを実証しています。

今後については、過去数四半期に述べたように、規模の拡大により営業レバレッジとパートナーとの交渉力が高まるため、サービス単価は1ドル未満に維持されるものと考えています。

 

おそらくバフェットのような銀行株をよく知っている人からすると、とてつもなく異次元な数字を叩き出しているのだと思います。それから伸び代がまだまだあると考えているのではないでしょうか。

 

 

1-3:多国化展開

冒頭でも紹介した通り、Nubankは現在ブラジルに加えメキシコとコロンビアでサービスを提供しています。この3カ国でラテンアメリカ全体のGDPのおよそ61%を占める大きな市場を狙っています。

 

出典:22年Q3決算資料

実際のところコロンビアとメキシコではグラフでもわかる通り急速に成長しています。これは既存金融の寡占やサービスの質の低さなど、ブラジルが抱えていた問題は、ラテンアメリカ全体にも共通していることからNubankのサービスは浸透しやすいことが言えるのかもしれません。

 

22年Q3決算カンファレンスコールより

メキシコ、コロンビアの各市場で顧客基盤を拡大し、獲得した 顧客を迅速にアクティブな顧客へと転換しています。2つ目は、クロスセルとアップセルの両方を通じて、有効顧客1人当たりの平均売上高(ARPAC)を拡大することです。3つ目は、業界で最も低コストのオペレーション・プラットフォームを維持しながら、成長を実現することです。

 

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ブラジルと同じようなサービスを急速に横展開していくと表明しています。

 

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3.まとめ

ここまで私が特に魅力的に感じたNubankについてまとめていきます。

  1. NubankのCEOデビットさんは、考えうる一番難解な挑戦をしようとブラジルで銀行システムに革命を起こしている粋な経営者である。
  2. Nubankの強みは顧客中心主義であり、今まで一部の富裕層向けのサービスであった銀行業を民主化し、高い手数料を取らず且つ質の高いサービスを提供している。その結果、新規顧客の70~80%が口コミによって流入し、顧客獲得コストが同業者に比べて圧倒的に低い。
  3. 22年Q3決算ではARPACが前年同期比で60%成長しているにも関わらず、サービスコストはほぼ一定水準を維持しており、利益が出やすい構造となっている。
  4. 現在はコロンビアとメキシコでも事業を拡大中。すでにカード発行ではNo.1の地位を築いており急速に成長している。今後はこれらの地域で預金口座開設も進めていくことでさらなる成長が期待できる。

 

こんな感じです。いかがだったでしょうか。

ここまでNubankについていいことばかり書いているので、思わず投資したくなってしまうかもしれませんが、現在のマクロ環境はフィンテック企業界隈では逆風であり、Nubankの顧客は低収入者層が多いことから、リスクもあると考えています。さらに、今後ライバルのような存在が現れるかもしれません。競合についても小林豪さんの記事で詳しく紹介されているので、気になる方は一度チェックしていただくことをおすすめします。

少なくとも現時点では非常にうまくいっているNubankの今後に目が離せません。Q4決算もいつものようにまとめていきますので、お楽しみに。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。Twitterも楽しくやってますのでフォローお願いします。

 

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