- コンフルエントの最新決算はどうなの?
- コンフルエントの株はなぜ暴落したの?
色々と気になってるみなさん、こんにちは!
今回は、データストリーミングプラットフォームの先駆者である Confluent, Inc.(CFLT) の2025年第2四半期(2025年6月30日終了)の決算を分かりやすく、かつ詳細にまとめます。
Confluentは、Apache Kafkaをベースにしたクラウドネイティブなデータストリーミングプラットフォームを提供し、リアルタイムデータ処理の需要に応える企業として注目されています。この記事では、最新決算のハイライト、財務指標、市場の反応、そして今後の展望を解説します。
それでは、さっそく見ていきましょう!
本記事の内容
- 決算の概要
- 成長の原動力
- 市場の反応
- 業界トレンド
- 課題と今後の展望
- まとめ
最新データを元に詳しくまとめていくので、コンフルエントの現状と未来についてよくわかるはず!

この記事を書いている私は米国株投資4年目。
コンフルエントの決算は毎回しっかり確認。実際に投資もしています。
1.決算の概要
堅調な売上成長と課題
2025年7月30日に発表されたConfluentの2025年第2四半期決算は、市場の期待を上回る売上を記録しつつも、クラウド成長の鈍化や顧客の利用動向に関する課題が浮き彫りになりました。
以下は、主要なポイントを簡潔にまとめたものです。
- 売上高:総売上は2億8,230万ドルで、前年同期比20.1%増。市場予想の2億7,780万ドルを上回りました。
- サブスクリプション売上:主力のサブスクリプション売上は、26%増の2億6,100万ドル。特にConfluent Cloudの売上は34%増の1億4,300万ドルと、引き続き成長の牽引役です。
- 非GAAPベースの1株当たり利益:0.09ドルで、アナリスト予想の0.08ドルと一致。
- 次四半期ガイダンス:第3四半期の売上予想は2億8,150万ドルで、アナリスト予想の2億9,200万ドルを3.7%下回る慎重な見通し。
- 顧客基盤の拡大:年間経常収益(ARR)が10万ドル以上の顧客数は1,412社で、前年比12%増。
ConfluentのCEO、ジェイ・クレプス氏は、「データストリーミングのミッションクリティカルな性質と、当社の製品リーダーシップが証明された」とコメント。
一方で、CFOのローハン・シヴァラム氏は、クラウド消費の鈍化や顧客維持に関する課題を認めつつ、多様な成長戦略とマルチクラウドアプローチの強みを強調しました。
コンフルエントに限らず米国SaaSの情報は常に持っておくと傾向がつかみやすいです。
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2.成長の原動力
コンフルエントクラウドとAIへの対応
Confluentの成長の中心にあるのは、クラウドネイティブなSaaSソリューションである Confluent Cloud です。
この四半期でも、Confluent Cloudは28%の売上成長を記録し、企業がリアルタイムデータ処理を求める中での需要の高さを示しました。特に、AIアプリケーションのリアルタイムデータニーズに応えるプラットフォームとして、Confluentは市場で独自の地位を築いています。同社のデータストリーミングプラットフォームは、以下のような特徴で企業をサポートしています。
- リアルタイムデータ統合:アプリケーション、システム、データレイヤーをリアルタイムで接続。
- Apache Flinkの統合:リアルタイムデータストリームの処理を強化し、AIモデル推論や高度なアナリティクスを可能に。
- Tableflowの進化:データレイクやウェアハウスからの運用データへのアクセスを簡素化し、Apache Icebergなどのオープンなテーブル形式をサポート。
さらに、ConfluentはGoogle Cloudとの戦略的パートナーシップを強化。Google Cloud Startup Hubのローンチパートナーとして、スタートアップ向けにプラットフォームと技術サポートを提供し、Google Cloud Marketplaceでの柔軟な購入オプションも展開しています。
これにより、新規顧客獲得と既存顧客の利用拡大を加速させています。
3.市場の反応
株価下落とアナリスト懸念
決算発表後、Confluentの株価は大幅に下落しました。これは、次四半期のガイダンスが予想を下回ったことや、クラウド消費の鈍化、顧客維持に関する懸念が背景にあります。
具体的には、以下の要因が影響しました。
- ガイダンスの慎重さ:第3四半期の売上予想が市場予想を下回ったことで、投資家の信頼が揺らぎました。
- アナリストのダウングレード:StifelやTD CowenがConfluentの格付けを「ホールド」に引き下げ、クラウド成長の鈍化や顧客活動の低迷を指摘。
- 株価の動向:8月1日時点で株価は17.18ドル、52週間の最安値16.57ドルに近づくなど、年初来で大きく下落。アナリストの平均目標株価は25.11ドルで、依然として「買い」の推奨が主流ですが、上昇余地は46.16%と見られています。
この株価の下落は、市場が短期的な成長鈍化に過敏に反応した結果とも言えますが、Confluentの長期的な成長ポテンシャルに対する信頼は依然として強いようです。
気になる現在の株価は↓

ここをどう判断するかは個人の自由。私は引き続きホールド。コンフルエントの成長を注意深く観察していく所存。
4.業界トレンドとコンフルンエトのポジション
Confluentの決算は、データストリーミング市場全体の動向を反映しています。
同社の「データストリーミングレポート」によると、4,175人のITリーダーを対象とした調査で、89%がデータストリーミングプラットフォーム(DSP)がAI導入を促進すると回答し、90%が2025年にDSPへの投資を増やす計画です。 このトレンドは、Confluentがリアルタイムデータ処理の需要を捉えていることを裏付けます。
また、Forrester ResearchがConfluentをストリーミングデータプラットフォームのリーダーとして評価したことも、市場での競争力を示しています。 特に、銀行・金融、零售、製造、通信、ゲーム、保険、テクノロジー、公共セクターなど幅広い業界での採用が進んでおり、Confluentのプラットフォームが多様なユースケースに対応していることがわかります。

投資の勉強は経験を積むことで理解できることが多くあると実感しています。そのため、経験者から学べる書籍を読むのが投資上達の近道であると考えています。これから紹介する本は、実際に私が読んで参考になった代表的なものです。
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5.課題と今後の展望
Confluentは堅調な成長を続けていますが、以下のような課題も浮上しています。
- クラウド消費の鈍化:マクロ経済の不確実性やクラウドコスト管理への注力により、顧客の利用拡大が予想を下回る可能性。
- 競争環境:オープンソースのApache Kafkaや他のデータストリーミングソリューションとの競争。
- 収益性の道のり:非GAAPベースでの利益は出ているものの、GAAPベースでの収益性達成には時間がかかる見込み。
しかし、Confluentはこれらの課題に対処するための戦略を進化させています。
例えば、消費ベースの販売モデルへの移行や、Google CloudやAWSとのパートナーシップ強化を通じて、新規顧客の獲得と既存顧客の利用拡大を図っています。また、Saudi Cloud Computing Companyとの提携により、サウジアラビアでの市場拡大を目指すなど、新興市場への進出も積極的です。
6.まとめ
投資家へのメッセージ
Confluentの2025年第2四半期決算は、データストリーミング市場の成長可能性と、同社のリーダーシップを改めて示しました。短期的な株価の下落やガイダンスの慎重さは懸念材料ですが、Confluent Cloudの成長、AIへの対応力、戦略的パートナーシップの強化は、長期的な投資家にとって魅力的なポイントです。
投資を検討するなら、以下の点を考慮すると良いでしょう。
- 長期成長の可能性:データストリーミング市場は、AIやリアルタイムアナリティクスの需要増加に伴い、拡大が予想されます。
- リスク管理:マクロ経済の不確実性やクラウド消費の変動に注意。
- アナリストの視点:28人のアナリストが「買い」を推奨する一方、短期的な株価変動には注意が必要。
Confluentの2025年第2四半期決算は、堅調な売上成長とクラウド事業の強さを示しつつ、短期的な課題も浮き彫りにしました。
データストリーミング市場のリーダーとして、AIやリアルタイムデータ処理の需要を捉えるConfluentの戦略は、今後も注目に値します。投資家としては、短期的な株価の変動に惑わされず、長期的な成長ストーリーを見据えた判断が重要です。
次回の決算発表(2025年10月予定)では、クラウド消費の回復や新規顧客の獲得状況に注目が集まります。データストリーミングの未来を切り開くConfluentの動向を、引き続きウォッチしていきましょう!
参考情報:本記事は、Yahoo Finance、BusinessWire、Investing.comなどの公開情報を基に作成しました。

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