- ヌーバンクの最新決算はどうだった？
- ヌーバンクの株暴落してるけど大丈夫？
こんにちは！
今回は、ブラジル発のフィンテック界のスター「ヌーバンク（Nubank）」の最新決算を覗いてみましょう。
最新の決算データが飛び込んできましたが、これがまたスゴイんです。数字を見ながら、その背後にある成長の秘密をゆるっと解説していきますね。
本記事の内容
- 逆風の中で驚異的な売上
- 圧倒的な収益力
- 顧客基盤も順調に拡大
- 新市場への進出
- 考察
- まとめ
この記事を書いている私は米国株投資4年目。
ヌーバンクの決算は毎回しっかり確認。実際に投資もしています。
1.逆風の中で驚異的な売上
収入29億ドル！逆風でも圧倒的なパフォーマンス
まず目を引くのが、収入が29億ドルに達したこと。
残念ながら為替の影響でアナリスト予想には及びませんでしたが、それでも十分な成長です。この規模で為替抜きで50％増ですよ。
この収入の伸びは、ヌーバンクがブラジルだけでなく、メキシコやコロンビアでも着実に顧客基盤を広げている証拠。南米のフィンテック市場を席巻する勢いが感じられます。
【左：顧客一人当たりの売上 右：売上】
出典：NU公式IR
2.圧倒的な収益力
純利益は前年同期比+87%成長！5億1,200万ドル
収益性の向上が顕著で、コスト効率とスケールメリットが黒字拡大に貢献している。
ちなみに、株主資本利益率（ROE）は28％を記録。これは企業がどれだけ効率よく利益を生み出しているかを示す指標ですが、28％ってかなり高い水準。ヌーバンクのビジネスモデルの強さが垣間見えます。
業界平均が10％程度と言われているからとんでもなく儲かる仕組みができている企業と言えるよね。
出典：NU公式IR
3.顧客基盤も順調に拡大
1億1,400万人以上の顧客にサービスを提供！
1億人を突破してからも勢いは止まりません。いやむしろ増してる。ブラジルでは現在も毎月100万人以上の顧客を増やし続けています。すでに人口の58％にサービスが浸透しており顧客数では国内第3位の金融機関に。
人口の約半分がヌーバンクを使っているブラジルでは、もはや生活インフラといっても過言じゃない存在感ですよね。
メキシコでは1,000万人の顧客を超え、現在では国の成人人口の12%にサービスを提供。多国化展開も順調に進んでおり今後の展開に目が離せません。
【顧客数の推移】
出典：NU公式IR
ヌーバンクは日々のニュースで大きく株価も動きます。最近では為替絡みのニュースで株価は乱高下するので、できればリアルタイムで米国の最新ニュースは知っておきたいですよね。
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4.新市場への進出
新市場での預金残高も急増
決算からは、メキシコとコロンビアでの預金残高が増加していることも分かりました。預金は大幅に増加し、2023年から438%増の45億ドルとなり、信頼できる金融機関としての地位を反映しています。
コロンビアでの具体的な金額は明かされていませんが、これらの新市場での足場固めが進んでいるのは確か。
ヌーバンクのCEO、デビッド・ベレス氏は「中南米最大の消費者向けテクノロジー・プラットフォームを目指す」と語っていますが、その言葉通り、着実に地盤を広げている印象です。
気になる現在の株価は↓
ヌーバンクは決算後に20％超下げたんだよね。泣いちゃったよ。
為替要因だけだと思うんだけどね。決算自体は素晴らしいから。
5.考察まとめ
ヌーバンク成長の裏側をちょっと考察
この数字の裏には、ヌーバンクのデジタルネイティブな戦略があります。店舗ゼロでスマホアプリ一本勝負。
クレジットカードや預金、投資、保険まで、すべてをアプリで完結させる手軽さが顧客を引きつけているんです。さらに、技術力も見逃せません。従業員7,000人超のうち半数以上がテクノロジーやデータ分析に携わっていて、自社開発にこだわる姿勢が効率化とイノベーションを支えています。
まとめ：ヌーバンクの快進撃はまだまだ続く？
これらの圧倒的な成長と数字を見ると、ヌーバンクがただのフィンテック企業じゃなく、南米の金融を変える革命児であることが分かります。
伝統的な銀行を脅かす存在として、今後も目が離せませんね。次回の決算でもっと驚くような数字が出てくるのか、それとも新たな挑戦が待っているのか…楽しみに待ちたいと思います！
皆さんはヌーバンクのこの成長ぶり、どう思いますか？コメントでぜひ教えてくださいね！それでは、また次回のブログでお会いしましょう～！
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