- パランティアって今話題のAIの会社なの?
- パランティアの将来性ってどうなの?
と気になる人に向けて、今回は謎多きパランティアについてまとめてみました!
パランティアのやってることをシンプルに言えば
パランティアとは
- ビッグデータを解析するソフトウェアプラットフォームを提供している企業
- 2024年にはAIPと言われるパランティア独自のAIプラットフォームの提供を開始
- 提供先は軍を含む政府機関や商業顧客など様々
膨大なデータから最適化された答えを導き出し、人命救助から生産管理まで幅広い用途で使われています。
そこで今回は
本記事の内容
- パランティアという企業について
- パランティアのすごいところ
を最新の決算の数字を元に詳しくまとめているので、パランティアの凄さと将来性がわかるはず!
この記事を書いている私は米国株投資4年目。
パランティアの決算は毎回しっかり確認。日々研究し実際に投資もしています。
1.パランティアという企業
【四半期別純利益の推移】出典:PLTR公式IR(24Q3決算)
パランティアは売上はもちろん利益もしっかり伸びている会社なんだ。
グラフを見ればここまで順調に成長していることがわかるよね。
1-1:CEOはアレックス・カープ
出典:PLTR公式IR
どんな人
アレックス・カープは、アメリカ合衆国の実業家。
フィリップス・エクセター・アカデミーで学士号を取得し、その後、スタンフォード大学で法学博士号を取得した。
2003年にピーター・ティールやアレックス・コーフォードと共同でパランティアを創業。カープは、その独特の経営スタイルや社会的責任を強調する立場で知られている。
要するに超エリートってことです。私ですか?社畜だよ!
1-2:パランティアの仕事
どんな会社
パランティアの名前はJ.R.R.トールキンの小説『指輪物語』に登場する魔法の結晶球から取られている。
パランティアは主に、政府機関や企業向けに膨大なデータの解析、可視化、保護、そして意思決定を支援するソフトウェアを開発。
パランティアのプラットフォームは、データを統合し異なるデータソースからの情報を一元化して分析することを可能する。これらはテロリズムの防止、犯罪捜査、複雑なビジネス問題の解決、医療データの解析など、様々な分野で活用されている。
パランティアの存在意義は大きいと思うんだ。
なんだかすごい企業だね。もう少し詳しく決算の数字が知りたいな。
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1-3:パランティアの株価
気になる現在の株価は↓
24Q3決算を受けて株価は再び上に向かいそうだよ。
ほんと綺麗な右肩上がりのチャートをしているね。
2.パランティアの強み
ポイント
- 参入障壁が高い
- 収益性が高い
- 強いテーマ性
2-1:参入障壁が高い
【売上の構成比】
出典:moomooアプリ
パランティアは政府機関への売上が全体の半分を占めています。
米国をはじめとした政府機関や軍が主な顧客となっていて、機密性の高い仕事を請け負っています。
最近では戦争になったイスラエルと提携を結んでいます。
これはパランティアにしかできない
非常に特殊な仕事であり他者を寄せ付けない
大きな強みと言えます。
24Q3決算コールより
政府事業、私たちは敵よりも優位に立たされた戦士を装備しています。前四半期は、米国政府の会計年度末まで、米国政府事業の継続的な強さを示しました。
これは、主に国防総省事業の四半期比21%の成長に牽引された15四半期で最も強力な順次成長でした。TITANを通じて次世代のターゲティングノードを提供する進捗状況を誇りに思い、第3四半期を通じてその取り組みが全面的に拡大しました。Palantirはまた、Maven Smart Systemを通じてAIを提供しており、前四半期Palantirは、これらのMaven Smart System AI/ML機能を米国全土に拡張するための新しい5年間の契約を締結しました。
陸軍、空軍、宇宙軍、海軍、米国を含む軍事サービス。海兵隊。フランク・ウィットワース副提督が最近述べたように、「このパートナーシップは、アメリカの安全と準備を確実にするのと同じです。」AI革命は現在進行中です。AIの有と有の間の溝は急速に広がり、全世界が注目しています。
パランティアに謎が多いと言われるのはこれね。国家機密レベルの仕事をしているんだよ。米軍向けのビジネスは一つの契約金額が大きいから注目しているよ。
軍や政府が顧客ってことは安定した収益が見込めそうだね。
それから徐々に商業顧客向けの売上比率が上がっていることにも注目です。昨今のAI需要による追い風で成長が加速しています。政府向けの売上を超えるのも時間の問題と期待されています。
他にも参入障壁が高い株を集めた注目の投信FANG+についてまとめた記事も書いてます。
よかったら参考にしてください。
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【新NISA】成長投資枠はFANG+にしとけ
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2-2:収益性が高い
【フリーキャッシュフロー】出典:PLTR公式IR(24Q3決算)
最新決算ハイライト
- 米国の収益は前年比44%、前四半期比14%増の4億9900万ドル
- 米国の商業収益は前年比54%増、前年比13%増の1億7900万ドル
- 米国政府の収入は前年比40%、前四半期比15%増の3億2000万ドル
- 収益は前年比30%、前四半期比7%増の7億2600万ドル
- GAAPの純利益は1億4,400万ドルで、20%のマージンに相当
- 事業からのGAAP収入は1億1300万ドルで、マージンは16%
- 営業調整後利益は2億7600万ドルで、マージンは38%
- 68%の40スコアのルール
- GAAPの1株当たり利益(「EPS」)は前年比で100%増加し、0.06ドル
- 調整後のEPSは前年比43%増の0.10ドル
- 現金、現金同等物、および短期米国46億ドルの財務省証券
- 営業現金は4億2000万ドルで、58%のマージンと12か月ベースで9億9500万ドルに相当
- 調整されたフリーキャッシュフローは4億3500万ドルで、60%のマージンと後続12か月ベースで10億ドルを超えている
どれも加速してるし良い数字だよね。しっかり利益を出しているところがパランティアの評価につながっていると思うよ。
ほんと毎期決算の安定感が増してるよね。
2-3:強いテーマ性
【米国商業顧客数の推移】出典:PLTR公式IR(24Q3決算)
【総顧客数の推移※右は商業顧客のみ】出典:PLTR公式IR(24Q3決算)
上のグラフはパランティアの売上のもう半分を占める商業顧客数の推移。
2023年はAIはブームと言われていましたが、パランティアの今回の決算を見るにAIの需要は本物と言えそうです。
そして2024年以降もまだまだ伸びるとカンファレンスコールでも発言していました。
最新決算ハイライト
- 米国の商業顧客数は321人に増加し、前年比77%の成長と前期比9%の成長。
- 顧客数は前年比39%、前期比6%増。
- 上位20人の顧客からの第3四半期の12か月の収益は、前年比で12%増加し顧客1人あたり6,000万ドルとなった。
- 100万ドルを超える104件の取引が成立した。
収益性の高いビジネスに加えて顧客数もしっかり伸びているから強いんだよね。
米国の商業収益の伸びは77%と高い成長率を維持できている点はポジティブだね。ここは過去も含めて継続してリサーチしていく必要があるね。
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moomooアプリの使い方
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3.まとめ
パランティアについて
- パランティアは今、AI分野で注目のSaaS。
- CEOは超エリートのアレックス・カープ。2003年にピーター・ティールやアレックス・コーフォードと共同でパランティアを創業。
- パランティアのプラットフォームは、データを統合し、異なるデータソースからの情報を一元化して分析し、様々な問題を解決するために活用されている。
- パランティアの顧客は半分が政府関連機関。機密性の高い仕事を請け負っており、参入障壁が非常に高い。
- 最新決算では営業CFマージン、フリーCFマージンともに50%を超える安定した収益性を発揮している。
- 営業利益率は8四半期連続で増加している。
- AIというビッグテーマを追い風に商業顧客が増え続けている。2024年は45%以上の成長を見込む。
記事書きながら追加投資したくなりました。今後がとても楽しみな企業ですね。
他にもパランティアのような次世代を担う企業に注目しています!
次のM7(マグニフィセント7)になるかもしれない収益性の高い企業をまとめた記事も書いているのでよかったらチェックしてみてください。
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