- 2024年はフィンテックの年になるってほんと?
- おすすめのフィンテックが知りたい!
と気になっている人に向けて、今回は注目のフィンテックを5つまとめてみました!
フィンテックとは
ファイナンスとテクノロジをー合わせた造語
で次世代金融サービスの総称のこと。
超簡単に言えば銀行のハイテク版だよ。
この記事を読めば
わかること
- 利下げ局面で大きく成長する銘柄
- 将来的に有望なフィンテック
がわかるようになるので、米国株投資の幅が広がると思います。
そこで今回は
本記事の内容
- 注目の米国株フィンテック4選の紹介
- 潜在リスク
を最新決算の内容とビジネスモデルをわかりやすくまとめたので、フィンテックへの投資をする狙いがよくわかるはず!
この記事を書いている私は米国株投資4年目。
今から紹介するフィンテックにも実際に投資をしています。
1.注目のフィンテック4選
さっそく4つの企業を紹介します。
注目フィンテック
- アファーム
- アディエン
- スクエア
- ヌーバンク
この4銘柄の共通点は
- CEOがすごい
- 急成長している
- 収益性が高い
この辺りです。
今からこの4銘柄についてその根拠を説明していきます。
1-1:アファーム(AFRM)
アファームは
BNPL(後払い)を提供する米国のフィンテック企業
顧客は実店舗やオンラインショップで先に商品を購入し、後から分割で支払うことができます。
アファームはアマゾンをはじめ、ウォルマートやターゲットなど米国の大手企業との提携で使える場がどんどん広がっています。
CEOはマックスレヴチン
どんな人
- ウクライナのキエフ出身
- ペイパル創業メンバーの一人
- 数学の天才
要するに超エリートです。
マックスがアファームを設立したきっかけは米国のカード文化の闇にあります。
米国のクレカ払いは基本的にリボ払いです。
使用した人は高い金利を払い続けなければいけません。マックスはそこに疑問を感じていて、若い世代はきっとクレカ離れしていくと考えたわけです。
アファームの意味は
断言する。言い切る。
支払う額が「最初に決まり、これ以上は増えません」という意味が社名にこめられています。
マックスはあの有名な起業家集団ペイパルマフィアの一人。注目されないわけがない。
創業秘話が素敵だね。
アファームのチャート
アファームの最新決算(24Q2)から見える現状を説明します。
アファームの強さ
- 高い売上高成長率
- アファームカードの大躍進
売上高の推移
最新決算のポイント
- 総収入は前年比48%増の5億9,100万ドル。
- ネットワークの収益は前年比で40%増加した。
- ネットワーク収益は、中小企業の成長とアファームカードのスケーリングによって推進された。
- ローンの売上高は前年比で700万ドル減少した。この減少は金利環境の上昇によるもの。
カード会社の成長が伸び悩む中、アファームの成長は素晴らしいよ。
加速してるところがすごいよね。
アファームカードの成長
最新決算のポイント
- アファームカードは3億9700万ドルのGMVを生み出した。
- 24Q2の終わりに70万人以上のアクティブな消費者がおり、5万人未満のアクティブ消費者から増加している。
- 前四半期と一致するペースでカード所有者を追加し続けた。
アファームカード利用者が急激に増えているんだ。しかも利用者はリピーターになってる。
次の決算でGMVがさらに加速する可能性があるということだね。
1-2:アディエン(ADYEY)
アディエンは
欧州を中心にグローバル決済プラットフォームを提供する企業
アディエンはアクワイアラーと呼ばれ、使用されたクレカ処理を迅速に行う業務が主になっています。
2024年現在で世界各地に27拠点でサービスを展開しています。
CEOはピーテル・ヴァン・デル・ドーズ
どんな人
- エンジニア出身
- ペイメント業界で15年以上の経験を持つベテラン
- 元Bibit社のCCO
要するにペイメント職人です。
ピーテルがアディエンを設立したきっかけは完璧なペイメントシステムを作り上げたかったから。
まさに職人の鏡。
当時のペイメントシステムは旧式のインフラ上にパッチワークのようにシステムがつぎはぎされたものでした。
そしてさらには買収によってバラバラな運営になっているものがほとんどでした。
だからアディエンは
企業買収を一度も行っていないし、今後も行わない
まさに質実剛健な経営スタイルなのです。
アディエンは派手さがないけど数字で語る素晴らしい企業だよね。
CEOの職人気質感がすごい。
アディエンのチャート
アディエンのビジネスの特徴と最新情報は以下の通り。
アディエンの強さ
- 世界的な企業が顧客
- 驚異的な収益力
世界的な企業が顧客
アディエンは完璧なペイメントシステムを作り上げるので、顧客は簡単に決済システムを構築できてしまいます。
だから超大手企業が集まってきてしまうわけです。
単純な話です。
アディエンのシステムは決して安くはないんだよね。
それだけ高品質なものを提供しているってことだよね。
驚異的な収益力
最新決算ポイント
- 純収益は前年比23%増の8億8,700万ユーロに達した。
- EBITDAは通年成長し、H2は前年比14%増加した。
- EBITDAマージンはH2で48%になった。これは意図的に雇用を遅らせたことを反映した数字。
EBITDAマージンが48%はグロースではめちゃくちゃいい数字。もはや成熟企業だよ。
それでいて売上もしっかり伸びてるグロースだからとても優秀な会社に見えるね。
1-3:スクエア(SQ)
スクエアは
モバイル決済事業からスタートし、現在は金融プラットフォームとしてあらゆる製品やサービスを提供している企業
米国ではスクエアの提供する個人向け金融アプリであるキャッシュアップ事業が急成長しており、ネットバンクとしての役割も期待されている。
CEOはジャックドーシー
どんな人
- ツイッター創業メンバーの一人
- 起業家
要するに超エリートです。
スクエアはiPhoneを利用したモバイル決済を初めて可能にしたことで有名になりました。
特に中小企業が初期コストを抑えて決済システムを導入できることから急速に広まっていったのです。
コロナバブルの時にはビットコインで株価が急騰したんだよね。
ジャックはビットコインにかなり強気だよね。
スクエアのチャート
スクエアの最新決算(23Q4)から見える現状は以下の通り。
スクエアの強さ
- キャッシュアップの成長
- 収益性の改善
キャッシュアップの成長
最新決算のポイント
- 2023年第4四半期、売上総利益は前年比22%増の20億3000万ドルとなった。
- Squareは前年同期比18%増の8億2800万ドルの総利益を生み出した。
- Cash Appは前年同期比25%増の11億8000万ドルの総利益を生み出した。
スクエアはキャッシュアップが20%以上の成長を維持してるね。
銀行業に力を入れてることから今後の加速に期待できそう。
収益性の改善
出典:スクエア公式IR(23Q4)
最新決算のポイント
- 2022年第4四半期の2億8,100万ドルに対し、2023年第4四半期の調整後EBITDAは5億6,200万ドルだった。
- 2023年通期の調整後EBITDAは、2022年の9億9,100万ドルに対し、17億9000万ドルだった。
- 2023年第4四半期と通期の両方で、Cash AppとSquareエコシステム全体の売上総利益が伸びたため、純利益は改善された。ビットコイン投資による利益も大きい。
- 2023年第4四半期の調整後EPSは0.45ドルで、前年同期比0.23ドルの増加となった。
- 2023年通期の調整後EPSは、2022年通期の1.00ドルと比較して1.80ドルだった。
EBITDAがめちゃくちゃ改善されてるんだよね。スクエア強いよ。
ジャックしか勝たん。
1-4:ヌーバンク(NU)
ヌーのチャート
ヌーバンクの最新決算(23Q4)から見える凄さとビジネスモデルは以下の通り。
ヌーバンクの凄さ
- 全てが高成長
- 高い収益性
全てが高成長
出典:ヌーバンク公式IR(23Q4)
ヌーバンクは顧客数・売上高・純利益全て高成長を続けています。
成長力があって黒字だからすごい企業だと思うよ。
ほんときれいな右肩上がりのグラフだね。
高い収益性
出典:ヌーバンク公式IR
上の式はヌーバンクのビジネスモデルを表したもの。
ポイントはARPAC(顧客一人当たりの収益)が増えていることとサービス提供コストが低水準であること。
これによって顧客が増えるとヌーバンクの収益はぐんぐん伸びていくことが予想できます。
ヌーバンクについては、下の記事で超詳しく企業紹介をしているので確認したい方はそちらを参考にしてください。
-
ヌーバンクの将来性
続きを見る
1-5:4銘柄にあるリスク
フィンテック企業におけるリスクは2つ。
注意ポイント
- 景気が強すぎて利下げが遅れる
- インフレが再燃し利下げが遅れる
要するに金利だけです。
利下げが来れば天国、来なければ地獄です。
これは株式なら全てに言えることなんだけど、利下げが遅れてダメージが大きいのはフィンテックなんだよ。
金利動向には注目しとかなきゃね。
そんな時に便利なのがmoomoo証券アプリです。
moomooアプリなら金利動向に影響するニュースや指標をリアルタイムで発信してくれるから超便利。
毎日moomooで確認してるよ!
アカウント登録(無料)するだけですぐに使えるので、気になる方はぜひ試してみてください。
moomoo証券アプリの使い方を知りたい方は見てみて↓
-
moomooアプリの使い方
続きを見る
2.まとめ
次のM7はこの5銘柄
- 将来有望なフィンテックはアファーム、アディエン、スクエア、ヌーバンクの4銘柄。
- この4銘柄の共通点はCEOの存在感が強い、成長性が高い、着実に収益改善されている。この3つが特に優れている。
- アファームはBNPLの主役。アディエンは大企業の裏方を支える最強の黒子。スクエアは次世代銀行になるかも。ヌーバンクは顧客がもうすぐ1億人に達する巨大次世代ネットバンク。
- 金利が高いままだと株価は軟調になる可能性が高い。
- フィンテックは今後のビジネステーマと利下げで恩恵を受ける可能性が高く、期待は十分に持てる。
将来有望なフィンテック4銘柄の成長がこれからも楽しみですね。
この4銘柄に投資ができるおすすめの証券会社を紹介している記事も書いているので気になる方はどうぞ。
-
【米国株初心者】おすすめの証券会社4選
続きを見る
それから今話題の新NISAの商品と債券投資に関連する人気記事もよかったらご覧ください。
-
【新NISA】成長投資枠はFANG+にしとけ
続きを見る
-
【全力投資OK?】TMFの魅力とリスク
続きを見る
おすすめの証券会社を直接チェックするなら下のボタンからどうぞ。
ウィブル証券がおすすめ
手数料が業界最低水準と安く、株のお試し買いにはちょうどいいですよ。
普通に情報アプリとしても使えるところも最高です。
下のボタンからダウンロードして口座開設するだけです。
米国株投資おすすめ書籍
人気の記事
-
コンフルエントの将来性
続きを見る
-
パランティアの将来性
続きを見る