- 次のマグニフィセント7になる株を探してるんだけど…
- 有望なグロース株が知りたい!
と気になる人に向けて、今回は次のM7になり得る銘柄をまとめてみました!
M7とは
アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、メタプラットフォームのいわゆるGAFAMにエヌビディアとテスラの2銘柄を合わせた総称
世界的ビックテックの集団です。
この記事を読めば
わかること
- 次世代の有望銘柄
- 今後のビジネステーマ
の知識と米国株投資の幅が広がると思います。
そこで今回は
本記事の内容
- 次のM7候補グロース株の紹介
- 企業と最新の決算情報
- 潜在リスク
をわかりやすくまとめたので、グロース投資をする狙いがよくわかるはず!
この記事を書いている私は米国株投資4年目。現在は今から紹介するグロース株に投資をしています。
1.次世代グロース株5選
さっそく5つの企業を紹介します。
次世代グロース株
- スノーフレーク
- ヌーバンク
- データドッグ
- パランティア
- クラウドストライク
この5銘柄の共通点は
- 成長性と収益性を兼ね備えている
- 良いポジションについている
- 今後のビジネステーマとして強い
この辺りです。
今からこの5銘柄についてその根拠を説明していきます。
1-1:スノーフレーク(SNOW)
スノーフレークは
米国のソフトウェア企業でクラウドベースのデータプラットフォームを開発
顧客はデータを一元化、統合、分析、共有できる。
簡単に言えばデータの倉庫番みたいな会社。クラウド上で色々なサービスを提供しているんだ。
話題のAIやクラウドのテーマになるのかな。
その通り。クラウドサービスを提供しているマイクロソフト、アマゾン、グーグルがビジネスパートナーだから未来はかなり明るいと思うよ。
【チャート】
ここからはスノーフレークの最新決算(24Q3)から見える強さを紹介していきます。
スノーフレークの強さ
- 高い売上高成長
- 高い売上継続率
- 高いフリーキャッシュフローマージン
出典:スノーフレーク公式25Q3IRより
2024年現在のアメリカの経済状況は底堅い経済活動を続けています。その中でソフトウェア企業の業績は軒並み成長が減速しています。
それでもスノーフレークは
- 22年から24年の売上高は38%成長
- 24Q3から25Q3の売上高は29%成長
ほとんどの企業が20%ちょっとの成長にとどまっている中でよく耐えています。
【高い売上継続率】
アメリカのSaaSだと売上継続率(NRR)は120%以上が一つの目安になっています。直近の同業は120%を切る企業も多く見られます。
スノーフレークの127%はかなり優秀な数字です。
ようやく下げ止まった感が出てきてホッとしてるよ。
確かに。今後の加速に期待したいね。
実際に過去のカンファレンスコールの中で度々NRRは長期的には130%台で落ち着くはずだと言っています。
【代表的な顧客】
出典:スノーフレーク公式25Q3IR
顧客には米国を代表する金融機関や小売ブランド、勢いのあるSaaSが名を連ねています。
これからの時代はAI・ビッグデータ・クラウドが様々なビジネスで必要不可欠になる
【フリーキャッシュフローマージン】出典:スノーフレーク公式25Q3IR
キャッシュフローはしっかりしているビジネスなんだけど、少し低調なのは気になるところかな。
加速するかに注目ではあるね。
フリーキャッシュフローマージンが20%後半はSaaSの中でも良い数字
長期的な目標も変更はありません。
製品売上高10,000ドルを目指します。
フリーキャッシュフローマージンは30%台まで加速する見込み
スノーフレークについては最新決算と将来性についてまとめた記事も書いています。カンファレンスコールの内容も詳しく載せているのでぜひご覧ください。
-
スノーフレークの将来性
続きを見る
1-2:ヌーバンク(NU)
ヌーバンクは
顧客数でブラジル4位の注目のフィンテック。現在メキシコとコロンビアにもビジネスを展開している
今後大きく成長が期待できる企業です。
【チャート】
ここからはヌーバンクの最新決算(24Q3)から見える凄さを紹介していきます。
ヌーバンクの凄さ
- 全てが高成長
- 高い収益性
高成長を続ける売上高が毎年積み上がっていく強力なビジネスモデル。グラフを見れば一目瞭然。
出典:ヌーバンク公式IR
ヌーバンクは顧客数・売上高・純利益全て高成長を続けています。
成長力があって黒字だからすごい企業だと思うよ。
ほんときれいな右肩上がりのグラフだね。
【高い収益性】
出典:ヌーバンク公式IR
上の式はヌーバンクのビジネスモデルを表したもの。
ポイントはARPAC(顧客一人当たりの収益)が増えていることとサービス提供コストが低水準であること。
これによって顧客が増えるとヌーバンクの収益はぐんぐん伸びていくことが予想できます。
もう少し詳しくヌーバンクという会社と将来性について解説している記事も良かったらどうぞ。
-
ヌーバンクの将来性
続きを見る
1-3:データドッグ(DDOG)
出典:データドッグ公式IR
データドッグは
企業がアプリ内部をモニタリングしたり、セキュリティや環境の監視ができるプラットフォームを提供している
クラウドやAI関連で注目されている企業です。
【チャート】
ここからはデータドッグの最新決算(23Q3)から見える強さを紹介していきます。
データドッグの強さ
- 強力なクロスセルとアップセル
- 高い売上継続率
- 高いフリーキャッシュフローマージン
上のグラフは左から2つ以上、4つ以上、6つ以上の製品を使用している顧客数の推移を表しています。
データドッグの強さは顧客の製品使用率が上がっていることなんだ。
それだけ使いやすい高品質な製品ということかな。
そうなんだ。だから既存顧客のクロスセルとアップセルが収益の3分の1を占めているんだよ。
データドッグは
高品質な製品の提供で顧客の囲い込みに成功している
非常に魅力的なビジネスモデル。
データドッグの売上継続率(NRR)は米国のSaaS平均の120%となっています。
スノーフレークよりも若干劣りますが、それでも長きにわたって維持できている点が素晴らしいです。
データドッグはSaaSの中でも収益性が高い企業です。
フリーキャッシュフローマージンは直近で25%と好調を維持。前年と比べて加速しています。
データドッグとスノーフレークはこの辺りがほんとしっかりしてて安心感があるんだよね。
特にこの2銘柄の評価は高いよね。
データドッグの直近決算をまとめた記事ではカンファレンスコールの内容もまとめています。
よかったらどうぞ。
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Datadog 2023年Q3 決算まとめ
続きを見る
1-4:パランティア(PLTR)
パランティアは
工場から戦場まで、AI支援型の意思決定を実現するソフトウェアを提供
今話題のAI銘柄の本命と言える企業で注目を浴びています。
【チャート】
ここからはパランティアの最新決算(24Q3)から見える強さを紹介していきます。
パランティアの強さ
- 機密情報に関わる希少性の高いビジネス
- 商業顧客の成長
- 収益性が高い
パランティアの収益の半分以上は政府や軍関連などから得ており、高額な契約を更新し続けています。これはパランティアが他者を寄せ付けない希少性の高いビジネスを行っている証拠であり、非常に強力なモートであると言えます。
一方で米国の商業顧客数の伸びも加速し続けています。AIによる需要増の恩恵を受け、パランティアは今最も成功しているソフトウェア企業となっています。
【商業顧客の増加】
パランティアのビジネスは
- 軍や諜報機関のためのテロ対策調査のためのソフトウェア開発
- 政府や大企業向けの複雑なプロジェクトや大型契約
そのため、上のグラフを見てもわかるように顧客は数百人規模です。
テロや軍事作戦などパランティアにしかできないビジネスを行なっているんだ。
確かに謎に包まれている部分が多いよね。
パランティアのビジネスは
参入障壁が非常に高い
魅力的なビジネスモデルと言える。
【収益性が高い】
出典:パランティア公式IR
トップラインを伸ばしながら利益を上げているソフトウェア企業は今は非常に少ないです。
パランティアの評価がトップクラスに高いのはそこをクリアしているからではないでしょうか。
パランティアはS&P500に採用されたばかりでナスダック100への組み入れも決まったんだよ。
すごい勢いだね!
パランティアの最新決算と将来性についてまとめた記事もよかったらどうぞ。
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パランティアの将来性
続きを見る
1-5:クラウドストライク(CRWD)
出典:クラウドストライク公式IR
クラウドストライクは
世界をリードするAIネイティブサイバーセキュリティプラットフォームを提供
今後も需要が高まるであろうサイバーセキュリティ企業です。
AI、クラウドのテーマにも当てはまるど真ん中銘柄とも言えます。
【チャート】
ここからはクラウドストライクの最新決算(24Q3)から見える強さを紹介していきます。
クラウドストライクの強さ
- 需要が減らないサイバーセキュリティビジネス
- 高いフリーキャッシュフローマージン
ARRが毎年増えているということは
既存顧客からの継続的な売上があり、新規顧客も増えている
サブスクビジネスのお手本的なきれいな成長曲線を描いています。
こんなきれいなグラフ見たことある?
需要が減らない。むしろ増えている証拠だよね。
クラウドストライクのようなセキュリティビジネスもビッグデータやAIが深く関わっているため、参入障壁が高いと言えます。
特にクラウドストライクはセキュリティ関連銘柄でもそのトップに君臨する企業です。
出典:クラウドストライク公式IR
クラウドストライクもSaaSの中で収益性が高い企業です。
フリーキャッシュフローマージンは直近で30%と好調を維持。
クラウドストライクは本当に毎回の決算が素晴らしいよね。
セキュリティ関連なら鉄板銘柄と言えそう。
紹介してくれた5銘柄ほんとにすごいんだけど、リスクはないの?
1-6:5銘柄にあるリスク
グロース株は未来の収益を株価に織り込んで動くので、常に割高な状況にあります。
この5銘柄は特にプレミアムな評価を受けています。
PSR
- SNOW:16倍
- NU:8倍
- PLTR:55倍
- DDOG:20倍
- CRWD:25倍
※moomooアプリ調べ:2024年11月24日現在の数値
高い数字ほど割高=評価が高いということ。
PSRは
時価総額を年間売上高で割ったもの
グロース株は赤字企業が多いので、PSRで評価するのが一般的。
少しでもネガティブな決算が出たら15倍くらいまで売られるリスクはあるよね。
ヌーバンクは安いんじゃないの?
フィンテックの中では高い方なんだよ。平均で2倍くらいのところが多いんだ。
PSRは
同業種で比べる
ことが重要です。
PSRが高いことが悪いことではないからね。それだけ期待されているということなんだ。
そうだね。でもこの数字はこれからも観察したほうが良さそうだね。
そんな時に便利なのがmoomoo証券アプリです。
moomooアプリなら分析機能を使って簡単に株価の割高判断ができるからすごく便利。
さっきの数字もmoomooアプリから引用させてもらったよ
アカウント登録(無料)するだけですぐに使えるので、気になる方はぜひ試してみてください。
moomoo証券アプリの使い方を知りたい方は見てみて↓
-
moomooアプリの使い方
続きを見る
2.まとめ
次のM7はこの5銘柄
- 次のマグニフィセント7はスノーフレーク、ヌーバンク、パランティア、データドッグ、クラウドストライクの5銘柄になるかも。
- この5銘柄の共通点は収益性が高い、参入障壁が高い、ビジネステーマとして強い。この3つが特に優れている。
- ヌーバンクはすでに黒字化しており、成長力も高い。SaaS4銘柄はキャッシュフローが良く決算も安定している。
- 株価は常に割高である=評価が高いため、決算をミスると下落リスクがある。
- 今後のビジネステーマに沿った企業なので期待は十分に持てる。
将来有望な5銘柄の成長がこれからも楽しみですね。
この5銘柄に投資ができるおすすめの証券会社を紹介している記事も書いているので気になる方はどうぞ。
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